旦那の幼馴染がフランスから遊びに来てくれました。
幼馴染はドイツ人ですが今はモンペリエに住んでいます、奥さんはタイ人。
昨年プロヴァンス旅行の際に、フランスで会って以来。
旦那のお友達に多い、適当な約束。「15日に会おうね」って約束。
何時に?どこで?数時間?1日会うの?とかそういう詳細なし。
旦那は気にしていないようですが、おもてなしする側としては
食事タイムなのかカフェタイムなのかその辺もわからないから困るよ・・・。
前日、女子会で帰りが遅くなった私、それでも一応深夜にケーキを焼きましたよ。
そんな幼馴染夫婦はお昼12時にやってきました。ランチは用意してないよ・・・。
しかも夜まで時間があるみたい。
ということで出かけました。
行き先に選んだマインツはカーニバル一色でした。
未だカーニバルではなかなか盛り上がれない私は冷めた感じですが
ところどころでパーティーもあるのか、仮装した人もたくさんいて
それはそれで楽しかったけすけどね。旧市街もあるし見るところは色々あります。
シャガールのステンドグラスのあるStaphan教会。
お天気がよいともっと光が差し込んで綺麗だったんですけどね・・・。
何度か来たことがありますが、青い光の差し込む教会から中庭に出たときの
色のコントラストが綺麗だな、といつも感動します。晴れてるとものすごく綺麗なんですけどねー。
街を一通り見て、マインツ発祥のDitschのプレッツェルを買い込んで移動。
ここのプレッツェル、ほんとおいしい。
プレッツェルを買ったのは、次の目的地Eltvilleのワインスタンドで
ワインのお供にしようと思ったから。
夏場はものすごく賑わっているこのワインスタンド周辺、ほとんど人がいない。
いつも座る場所なんて見つからないほど大混雑のスタンドなのに、誰もいませんでした。
かもめの鳴き声だけが響く、寒くて寂しい雰囲気でした。
そしてEltvilleを見て回りましたが、バラが有名なこのお庭も寂しい感じ。
ここにくると結婚式を思い出します。
ここで写真を撮ったな~って思い出と、写真撮影の間は別のお城に行ってて欲しかったのに、
私たちの指示を守らずここにゲストを連れてきた旦那両親へのムカっとした気持ちと(笑)
今はもう笑い話ですが・・・、あの時は散々伝えたのに聞いてなかったことに怒り心頭でした。
多分この街に来るたびに思い出す忘れない出来事でしょう(笑)
いかに夏場は綺麗なのか!というのを力説する旦那。
とにかく人をもてなすのが大好きなので張り切る張り切る・・・。
雨も降ってきたのに、次の目的地へ。暗いよ・・・。
ワインで有名なSchloss vollradsへ。雨だし暗いし本当に誰もいなかった・・・。
そして最後に夕食をとりたかったのですが、
ラインガウのあたりにたくさんある、質素だけど雰囲気のよいワイナリーのお店
Straußwirtschaftを探すもどこも季節外でクローズ中。
Straußwirtschaftとは、色々と定められたルールがあって、提供できる飲み物、食事、営業時間や期間、座席数などが細かく定められているけれどそれを守ればライセンスが要らないとかで、ワイナリーの人が家族経営でやっています。ワインの生産地に行くといたるところにStraußwirtschaftの看板が出ていますがレストランではないので、外から見ると普通の家だったりします。でも中に入ると賑わっていて、お店の人もプロじゃないけどその分人懐っこくてやさしい、私はこのStraußwirtschaftが大好きです。ワインの種類は文句なしなほどたくさんあるけど食事は限られています、もちろんビールもありません。なので食事を楽しむならやはりレストランがいいかと思います。
雨の中歩き回って見つけた「営業中」のStraußwirtschaft、これが大正解!
またまたカーニバルの装いの店内は地元の人で一杯。
ちなみにワインは1杯2ユーロとかで、ボトルでも6ユーロ~!とにかく安い。
なみなみと注がれたワイン。
THEドイツ料理。あまり選択肢の無いメニューからそれぞれオーダー。
基本的に、ソーセージの種類が変わるだけで肉。
付け合せも作り方が変わるだけでポテトっていうコンビネーション。
こちら↓↓が私の選んだFleischwurst。
時々スーパーで試食させてくれるソーセージ、どんなものか食べてみたかった。
おいしかったですよ。久しぶりにTHEドイツ料理を食べました(笑)
最後にうちに来て、食後のデザート。前日に焼いたりんごケーキ。
今回もおいしく出来ました。お腹一杯だったけど・・・。
でもそこから男達が飲みだして、終わったのは深夜2時。
疲れたけど楽しい1日でした。次は私たちがモンペリエに遊びにいけたらなあ・・・。
そんな幼馴染の訪問、面白い話がありました。
彼らは私たちの家から程近い小さなホテルを予約していました。
私たちもそんな近くにホテルがあったことを知らなかったのですが、ものすごく近く。
夕食後、私たちの家に来る前にホテルにチェックインに行きました。
私たちもフロントまでついて行って2人が荷物を置く間、ロビーで待つことに。
まずフロントに行った幼馴染、奥さんがアジア人ということもあってなのか
観光客と思われたみたいで、おまけに彼の苗字は「○○スキー」という
東ヨーロッパに多い苗字ということもありスタッフは彼をドイツ人と思わなかったみたい。
で、スタートから英語で話し出して、彼も英語で答えるのでそのやり取りが面白く、
ここはどこの国?ってな感じで見ていて笑えました。
家族経営の小さなホテルで身分証明書の提示も求められず。
そしてロビーで待っている私達にも「Where are you from?」って聞いてくるもんだから
私は日本と答えましたが旦那が「○○ストリート」って、
ホテルのすぐ近くのうちの家の道の名前を答え、一瞬理解していないホテルの方が
「え?どこからですか?」と聞きなおしてきて、途中でそれがものすごく近所ということに気づき
そして旦那も幼馴染もドイツ人であることがわかり大爆笑。
ドイツでは日本のようにすばらしいサービスなんて期待できないけれど
こういう人間らしいというか、スタッフとかお客様とかそれぞれの立場とか関係なくて
硬いやり取りではなくて、一緒に笑える雰囲気があるんですよね。
近くにそんなホテルがあるってことを知れたのもよかったです。