会社に1枚のFAXが届いていました。
送り主はGelbe Seiten。
日本でいうNTTの分厚い電話帳みたいなものを発行していることで有名です。
そのGelbe Seitenから1枚のFAXが会社に届き、たまたま受け取ったので見てみたら
電話帳に記載している情報が正しいかどうかチェックしてください。
間違っていたら訂正してサインの上送り返してくださいというもの。
さらっと見たら、会社名、住所、電話番号とかが載っていて
電話番号がやけに長くて間違っているのと
住所が途中で終わっていて最後まで完結していません。
とりあえず総務担当者にそのFAXをGelbe Seitenから来ているのでと言って渡しました。
数分後に総務のスタッフが私のところに来て、「見てよこれーーー」とそのFAXを
持ってきたのですが、よくある小さな文字の注意書きが山ほど書いてあって
「個人情報は開示しません」とかそういうありきたりの文章の中に、
「この情報訂正にはEUR85(約1万円)が必要になります」って書いてあります!!
ええ、つまり詐欺。
サインをしたら、それが法律的に有効になってしまうらしく(だってサインしてますからね・・・)
会社はEUR85を支払わなければいけないようです。
総務はそういうのももう慣れっこみたいで、怪しいと思ったら隅々までチェックするそうです。
いやいや、私は気づかなかったなー。
もちろん日ごろから色々怪しいものには気をつけてますけど、
疑いもなく信じてましたよ、このFAX。
総務もよくあるからあえてみんなに一つ一つは報告してないみたいですが
たまたま私が総務に持ち込んだから、人生勉強よーと説明に来てくれたんです。
いやー、ほんと知れてよかった。本当に人生の勉強になりました。
自分の身は自分で守らないといけませんね。
あらためてちょっと緩んでいた気分がシャキっとした出来事でした。