Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆保育園探し、知らなかった事実が色々と・・・

ドイツでは最大3年の育児休暇の取得が可能です。1度に3年取らなくても子供が8歳になるまでに3分割までして取れるとか。

私は2年の育児休暇を申請しました。娘が2歳になる次の夏までです。2歳からはKitaに預ける予定ですが、まだ決まっていません。

保育園・幼稚園という表現がどこにあてはまるのか今ひとつわからないので、小学生になるまでに通う保育園・幼稚園を総称してKitaと呼んでいるのでここではKitaという言葉を使いますね。

前にも書いたと思いますが、Kitaには3歳以上からのところと、6か月~3歳未満の子も受け入れるところの2種類があります。(そのほか3歳未満の子だけを受け入れるTagespflegeというカテゴリーのものもありますがそれはちょっと今回は別とします。)

州や市にによって色々違うみたいなのですが、私が住んでいる町での話ですが、この町は明らかに3歳未満のKitaが足りません。

もちろん生まれてすぐに登録してウェイティングをするのですが、かといって早いもの順でもないらしく、性別や年齢のバランスも見ての考慮らしい。

ちなみに何月に一斉入園とかではなく、入りたい時期を伝えてそのタイミング、もしくはそのタイミングで空きがなかったらその後空きが出た段階で、というような感じです。小学校が始まるのが8月なので、7月末の段階でいわゆる年長さんが卒業するのでその分空きが出ます。つまり7月末から希望しているうちの娘は時期的にはとても理想的なんだそう。

ですが、2歳でKitaに行かせようと思っていたのが間違いだったようです・・・。

というのも3歳以上と3歳未満の子を受け付けるKitaであっても中でフロアが分かれていたり、建物が分かれていたりして先生も違う(子供何人当たり何人の先生という法律も違うので)。ただKitaの名前と住所を同じとするだけで全く別のものとして扱われています。3歳未満のKitaにさえ入れれば3歳以上のコースには自動的に受け入れてもらえるところがほとんどです。

つまり2歳でKitaに通わせたいと思っているうちの娘は、Kitaの3歳未満の部門に入ったとしても1年、もしくは1年未満で3歳以上のコースに移ることになり、そんな短い期間の保育は受け入れられないというニュアンスでした。理想的な入園は1歳か1歳半なんだそうです。

そんなこと知らんわー!という感じではありますが、かといって別に受付を拒否されているわけではありませんが、Kitaの担当者と話をすると露骨にそういう風に言われた園もあります。

1月末にこの町のKitaの一斉オープンデーというのがあって1日(とはいってもたった4時間!)、市内のKitaが解放され園内を見学、質問したり、申し込みをしたりできる日がありました。

昨年も参加したのですが、まだ1年以上先だった昨年とは違い、今年は結構真剣モード。でももう行きたいKitaにはすでに申し込んでいるし、昨年見学もしたので、今年のオープンデーは様子伺い的な訪問をする予定でした。

この町では2月9日にKitaの担当者が一堂に集まって誰をどこが受け入れるかの調整をするそうです。その後3月末までに結果の連絡があるそうです。もちろん「入園不可」という可能性もあり。

申し込みは市のWebから申し込めるものの、カトリック系のKitaは個人情報保護法によりWebからは申し込みできないという統一感のなさ。またWebもOKだけど直接Kitaで記入して渡すことも可能、みたいなこれまたよくわからないシステム。

昨年訪問したKitaに今年もお邪魔したところ、先生が「昨年も来たわよね!」と2か所で言われました。アジア人の私が印象深かったのか覚えてもらっていてびっくり。

で、実はここからある新事実を知ったのです。

というのも、私の住んでいる市は、市の中でもStadtteilといって、なんというのでしょうか、その市のなかでさらに区のように分かれています。でも郵便番号や住所などにはその「区」は現れてこず、エリアでそのように呼ばれているという感じ。

実は昨年3月に引っ越しをした我が家。たった数百メートルの引っ越しだったのですがその「区」をまたいだのです。

以前住んでいた「区」は市の中心部に属する区。今回はそのお隣です。

で、何が今回わかったかというと「住んでいる区のKitaにしか申し込めない」というか「その区に住んでいる子供を優先するため、その区以外の子供は空きがあった場合にしか受け付けない」ということ。そんなこと全く知りませんでした。

仕事には電車で行くので、私たちが申し込んだKitaはすべて駅の近く。でも駅の近くは私たちの「区」ではありません。つまりほぼ可能性がゼロということ。Kitaによってはあからさまにその話をされ、それでなくても足りないKitaなのにほかの区の子供が入れるわけないということも言われました。

いやいや、知らんって・・・。っていうかこういう情報はどこから得たらよかったんだろう・・・。もっとネットワークを張り巡らせるべきだったのか・・・。

その事実を知ったので、今回は急いで別のKitaに行き申し込みを済ませてきました。

私たちの住む区で3歳未満を受け入れるKitaは6か所あります。

①保育時間が15時まで→NG
②2017年夏の受け入れ枠は無し
③同上、かつ15時まで
④月額900ユーロ(ずば抜けて高い)

という4つを除くと2か所しか残りません。うち1か所は近いのですが、見学にも行ったのですが、唯一そこのKitaだけが私としてはちょっと合わないというか、清潔感もちょっと気になったし、建物も暗くて日光があまり当たらない、園庭は狭くて大通りに面しているためそこだけはちょっと避けたい。

ということで残り1か所。この1か所はまだ申し込んでなかったんです。ちょっと遠いし、駅とは逆方向だし。でも背に腹は代えられぬ!急いで申し込みました。

それ以外に区の違う駅前のKitaを2か所申し込んでいます。

でもまあ、きっと無理だろうな・・・と半ばあきらめています。

もうこうなったら育休を1年延長して3年取るしかありません。でも実はそのほうが良かったりもするんです。まず3歳未満の保育料がかなり高いのでもし場所が見つかって預けたとしても私がフルタイムで働けるわけでもなく(どこのKitaも16時~17時には閉まる)、給料と保育料を考えたら何のために働くのか・・・という状態。娘が外の世界に触れること、私の社会復帰ということがメインであり、お金に関しては何も変わりがないのは事実。3歳以上だと安くなるのでまだ働く意味もあります。

そして今の家から一番近いKitaが3歳以上のみのKita。場所としてはそこに行くのが一番です。将来通うことになる小学校の区画でもあるのでみんな同じ小学校に行くだろうし。だから本当はそこに通わせたい。なので3歳まで待ってもいいかなという気持ちもあり。

でも娘もほかの子供たちや先生たちと触れ合うことで刺激にもなるし成長するだろうし、人見知りや場所見知りも少ない娘なのできっと娘も楽しめるだろうなとも思うので、そろそろ2歳ぐらいから行かせてあげたいな、とも思ったり。

私自身は仕事に戻りたいなとは思うものの、どれだけ長くてもあと1年と思うと何もこの1年を焦って仕事に戻らなくてもな、とも思ったり。

理想は週に3回ぐらい午前中だけでも娘をKitaに預けて私はまだ仕事復帰しないという形なのですが、いかんせん絶対数が足りていないのでそんな週に3回みたいな預け方で受け入れてもらえる場所があるのかどうか・・・、最後はTagesmutterといって、一定の研修を経て認定を受けて自宅で乳幼児を預かる保育事業とでも言ったらいいのでしょうか、5人まで預かります、とかそういうところ。そのTagesmutter狙いですが、どこも開いてない様子。そして保育園より高いです。

私が働きに出ないで娘をKitaやTagesmutterに預けるというのは、経済的に考えたら理想的ではない(ローンも返さなくちゃいけないし・・・)。

仕事先の近くで・・・ということも視野に入れてもいいのかもしれませんが、毎日娘をバスと電車で往復させるなんてさすがに厳しい・・・。車通勤ならまだ何とかわからなくもないけれど。家の近くの3歳から通える幼稚園に行けると信じてるので(本当に信じてていいのか!?)、もし返事が来なかったらあと1年育休を延ばすしかないかなと開き直ってます。

っていうか、このすべての現実をもっと早い段階でわかっていれば1歳半とかで通わせることも視野に入れていたし、もう最初から3年間の育休を取る!って開き直っててもよかったんですけどね。なんか中途半端なことをしちゃった感もありますが、もうこういうのは「縁」だと思い込んでいるのであまり焦ってません。縁があったら入れるだろうし、見つかったところが縁のあるところだと思ってます。

それに3歳からのKitaになったとしても、更に1年娘と一緒に過ごせると思うとそれはそれで幸せです。娘の小さな成長を毎日見届けられるのは幸せなことです。

娘がよく洗濯物を洗濯カゴから取り出して私に渡してくれるのですが、私をよく見てたんでしょうね、カゴから取り出した洗濯物を「パンパン」とはたいてから渡してくれるようになりました。カゴの中の洗濯物が減ってくると娘の身長では底のほうの洗濯物を取るのが大変なのですが、「あー、よっこいしょっと」と言いながら取るのが笑えます。これも私が言ってるのかな(笑)。

今は時間的にも気分的にも余裕があるし、たとえ多少ハチャメチャになってもこういう娘を気長に見てあげられるし、だからこそこうやって新たな面白い成長を見つけられたりもするのかな、と。仕事を始めたらバタバタして急かすように生活したりするようになるのも悲しいなあと。

とりあえずKitaのことは運を天に任せてます。どうなることやら~。