Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆ドイツの小学校入学式

ここヘッセン州は夏休みが終わり、今週から学校が始まりました。高速道路も久々に渋滞、平日のスーパーは久々に閑散としています。もうすぐカタログの出る(もう出た?)IKEAにもやっと落ち着いていけそうです。

さて、ドイツはこの夏休み明けが年度の始まりとなり、学校では入学式があります。

友達の息子君が今年から小学校に入るのですが、その入学式にお誘いいただき、私と娘で参加してきました。もう付き合いの長い友達家族。生まれた時ももちろん駆けつけたし、洗礼式も参加したし、「親戚みたいなもんだからさー」と誘って頂き、朝のミサから学校での入学式もじっくり見させて頂きました。

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一言感想を述べるならば、「ああ自由」。まっ、そんなこと入学式に限ったことじゃないですけど、うだうだした感じとか、ドイツらしいなあという雰囲気。

教会でのミサが1時間弱。その後、だらだら歩いて(←本当にだらだら歩く。別に引率されるでもなく、家族ごとにだらだら・・・)小学校に移動してそこの体育館でも1時間程度の入学式。新入生は前に座るけれどクラスごとに席があるわけでもなく好きに座る。在校生による歌とか寸劇とかでおもてなしはあるものの、全体的に緩い感じのざわざわした式。日本の入学式のあのピシっとキリっとしたフレッシュな感じの初々しさのあるあんな雰囲気は感じられません。

入学式の後は新入生は先生と教室へ、家族はそれが終わるのを待ち一緒に家路に着く。という流れでしょうか。学校の敷地内でケーキやコーヒーが待ち時間用に用意されていました。

何が興味深かったかって?親の服装(笑)。パッと見、スーツなんていなかった。ほんの数人、ネクタイしてる人がいたかな。あとはまあちょっとはマシな服ですけど的な人もちらほら、女性は少しは綺麗に着飾っている人もいたり。でも半数以上が「普段着」という印象を受けました。あくまでも私の「印象」なのでその信憑性は想像にお任せしますが、「え?」っと二度見すること多々あり。

私なんて父兄でもないのに、ちょっとちゃんとしましたけど、少数派でしたかね(笑)。もちろん新入生も色々です。女の子は可愛いフリフリのワンピを着ている子も多かったかな、男の子は普段着の子も沢山いました。

その日はお招きいただいた家族の親戚内でもう一人入学式を迎える女の子(新入生の2人はいとこ同士)がいたので、入学式の後はみんなで集まってランチに行きました。私と娘だけが赤の他人でしたけど、もうじいちゃんばあちゃんも弟家族とかもみんな知った顔なのでまるで親族(笑)。

その一緒にランチをした家族のママ(新入生の女の子の母親)。Tシャツとレギンスにビーサンだったので、私の友達が「入学式の後、着替えたの?」って聞いたら「え?そのまま来たけど」って答えられてました。横で聞いてて笑いそうになりましたけど、でもビーサン履いてる親御さん何人か見たな。

ああ、ゆるい。ああ、自由。

入学式を迎えた息子君と、ランチで一緒になったもうひとりの新入生(親戚の女の子)にプレゼントを持参したのですが、結構何を持って行くか悩みました。結局どちらも文房具関係。男の子には電車関連の文房具やタオル、あとは本。女の子には日本の付箋など可愛いけれど文具というか、入学に相応しい感じで選んだんですけど、親族のみんなから貰ってるプレゼントは普通に「ゲーム」とかだったので、なーんだ、別に「入学」にこだわらなくて良かったのか・・・とそこでも「緩さ」を感じました(笑)。

入学式の伝統らしい超巨大プレッェル。下に写るのが私の手。大きさがわかっていただけるかと・・・。3キロだそうです。パン屋にオーダーするらしい。ちなみにこの大きさで30ユーロぐらいするそうです。白い砂糖で書かれている文字がなんて書いてあるのかなかなか読めない!(写真はそもそもさかさまですけど)。

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娘の小学校入学はまだ先だけれど、こうして入学式に立ち会えたことはかなり私の中ではいい経験になりました。