Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆小学校の入学式!朝のミサで焦り、そして感動する

一昨日、無事に入学式を迎えました!暖かいメッセージを下さった皆さん、ありがとうございます!

 

もう書きたいことが溜まりまくり。

 

入学式

登校初日

登校2日目 ←今ここ

 

この3日で本が書けそうなほど(笑)

 

 

 

とりあえず入学式の前日の話なのですが、入学式の後は親しい人たちと集まってお祝いのランチに行く予定でした。私達3人入れても10名ほどの小さな集まり。旦那のゴッドファーザー夫妻や、よく登場するリナーテおばさん親子、後は私を日ごろから支えてくれている日本人のお友達。

 

レストランはアクションが遅すぎて見つからず、そりゃみーんな予約するよね。入学式の後の食事会って結構定番だし。家で集まるって人も多いみたいですが。そして火曜日ってレストランの定休日が多くて・・・、結局何件も探して、ほど近い山のふもとのレストランになりました。

 

そこは少し前にオーナーがインド系になり、店員さんもインド人ばかりで、雰囲気はいいもののドイツ的なレストランというよりは、メニューもラミネートされた1枚もので、カレーの種類が妙に多くて、それ以外は今一つっていう感じになってしまい・・・。

 

 

でももうそこしかなかったので。数週間前に1度私はお友達とランチに行ったこともあり雰囲気もわかりました、なのでテーブルのデコレーションなどもないし、テーブルクロスもないようなカジュアルな感じだったし、テーブルデコは持参することに。

 

デコと言ってもお花だけですが、前日の月曜日にお花屋さんに行くと定休日、次のお花屋さんはイケてないお花しかなくて、スーパーのREWE、Aldiとかのお花も見たのですがものの見事にないんです!月曜日ってお花の入荷が無いのか!?

 

結局、誕生日会の為に飾っていた家のお花、友達が誕生日会の時に持ってきてくれた花束、唯一スーパーで見つけた小さな花束を全て分解してアレンジ。

 

入学式の為に娘のコロナの陰性証明が必要だったので、IKEAの駐車場にあるテストセンターを予約していたこともあり、その足でIKEAに行って、花瓶を調達。

 

 

 

何とか出来上がったお花たち。

 

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お花、持ち込みますねってレストランに言ったほうがいいかな?と思いましたが、別に言わなくてもいっかーと当日持参、もちろん問題なし。

 

意外にもレストランは入学式対応なのか、その日はテーブルクロスがあって、ちゃんとしてました。メニューもいつものラミネートではなくちゃんとしてた(笑)

 

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三角コーンはSchultueteのミニバージョン。中にはチョコとかグミとか入れて、ゲストに持って帰ってもらいました。

 

入学式につきもののSchultuete↓

 

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さて、話は入学式の朝に戻りますが・・・

 

9時から教会でミサ

9時45分学校集合

 

ということでした。教会から学校までは900m。近くは無い、かと言ってめっちゃ遠いわけじゃない、けれど結構時間的にカツカツでは?と心配でした。

 

入学式の数日前にお友達に会ったので、「あれ時間結構ギリギリだよね?」と伝えたら「うちはミサには行かないわ、入り口で陰性検査とかワクチンパスのチェックとかしてたらもうバタバタするだけだし、行かないよ」と。そっかー、行かないと言う選択もあるのか。そりゃそうです、別に決まりではありません、自由参加。

 

私達、別に信仰深いわけでもなく、旦那なんて「税金取られるだけだし(教会税みたいなやつ)もうプロテスタントから抜けようか」と言っているぐらいですし、日ごろもミサにも行きませんし、だけどなんとなくセレモニー的な、そういう事だと思っていたから、行くのが当たり前だと考えてました。

 

旦那に聞いたら「行く」というので、じゃあ結構バタバタするね、でも行こう!ということで、9時からミサ、色々チェックもあるだろうから15分前には着きたい。ってことは30分前には家を出たいと伝えておきました。

 

 

 

が、旦那、まず朝起きるのが遅い(娘の入学式だよ・・・)、そしてなんとパン屋に行く!家に戻ってきたのは8時20分。10分で用意しないといけません。出来るわけないじゃん、いつも出来ないじゃん。

 

結局8時半には家を出れず、車で行く!という展開。えーーー、車で行く方が面倒じゃない?と思うも、そう言うので乗ったら、はい渋滞。月曜日の朝ですし、バス通りですし、そりゃ混むわ。

 

とりあえずなんとか教会到着。え?駐車場ガラガラ・・・。ここだよね?教会。

 

教会の入り口も閉まっていて、周りに入学式らしき子供もいない。静まり返った住宅街。あれ?間違った?何?と不安に。

 

教会の入り口の目の前まで行くと(コロナ対応で)現在、立ち入りは裏庭からです、という張り紙が・・・。

 

裏庭に行くも、誰もいない・・・。え?

 

 

でも教会の裏側の扉はあいている。娘がそこから中を覗いたら「あーー、マティアスがいる!」と。マティアスというのはうちのカトリック系の幼稚園でいつも来てくれていた神父さん。神父さんも娘のことを知っていて「おおー、いらっしゃい!」と迎えてくれました。この2人の関係、なんだかいいねえ。ちなみにその時点では神父さん、普段着でしたけどね(笑)

 

どうやらここで間違いないらしい。その時点でミサ10分前。誰もいない。「どうぞどうぞ中に入って!1番だから席も選べるよー」と神父さんが招き入れてくれて、なんだこりゃ、、と。そこから少し参列者が来る感じで、結局ミサに参加したのは10家族のみ!

 

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入学は60家族以上はあるはず(3クラス)、そのうちの10家族のみ。

 

コロナだからか、宗教が違うのか、もうよくわからないけれど、旦那も「なにこれ・・・」とびっくり。教会はガラガラでした。娘は同じ幼稚園のお友達もいないし(カトリック系の幼稚園でしたけど・・・)、不安そう・・・。

 

結局10家族のみの参列でミサが始まりました。

 

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ökumenischeって何?と思ったら、旦那曰く、カトリックとかプロテスタントとか関係なく一緒なんだ、とのことらしい。確かに神父さんと牧師さんがいる。ほぉー、そういうことなのか。そもそも結婚式の時まで神父さんと牧師さんの違いすら分かってなかった私。

 

 

 

そしてそこにいた牧師さんは女性の方だったのですが、なんと!私たちの結婚式の時に取り仕切ってくださった牧師さんの奥様!

 

当時、私たちの希望した教会の牧師さんは休暇中で対応できなくて、違う教会の牧師さんにお願いしたんです。その牧師さんの奥様。まあ、何とも偶然。

 

旦那さんはとっても面白い牧師さんでした。

 

www.livingingermany.me

 

そして、受け取った式次第のカードを開くと、そこには入学式のミサで歌う聖歌の歌詞が書かれているのですが、えーー、この聖歌って!!私たちの結婚式で歌った聖歌でした!あの何百ともある聖歌の中からもうよくわからなくて、半ば投げやりで選んだあの聖歌が、まさか入学式で選ばれてるとは!

 

 

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この曲です。聖歌っぽくないのが気に入って選んだのですが

 

 

 

これをまたここで、しかも娘の入学式のミサで聞くことになるとは!牧師さんといい聖歌といい、何なの!何の巡り合わせ!とびっくりと言うか感動と言うか。もちろん旦那は聖歌のことなんて気づいてもいません。旦那は牧師さんのことに気づき、私は聖歌のことに気づいた感じです。

 

そしてこの聖歌はパイプオルガンではなく神父、マティアスのギターによってノリノリで歌いました(笑)。何とも自由だわ・・・。

 

 

 

ミサは子供たちにわかるように簡単な言葉でお話があって、私もよくわかりました。これからまた一つ育って大きくなる子どもたちへの言葉とか、すごく興味深いお話で、牧師さんは一つのSchultueteの中から物を取り出して説明。

 

懐中電灯:これからの道を照らしてくれるのよ

ルーペ:この先の人生をしっかり見る為よ

ボール:楽しく遊ぶため

ぬいぐるみ:いつもあなた達を守ってくれているわよ

 

などと、ほぉーっという感じで、最後に「取り出せないものが入ってるの、目では見えないんだけれど、ここには「愛」が入っているわ!」と。

 

そして最後に子どもたちだけが前に出て、一人ひとりにお祈りをしてくれました。そして「素晴らしい学校生活をね」と神父さんと牧師さんが送り出してくれました。

 

私、今までクリスマスとか洗礼式とかいくつかミサに出たことがありますが、こんなに理解できて、心に響いたのは初めてでした。当事者であったこと、そしてわかりやすかったという事はもちろんなのですが、すごく心にストンと落ちてきた感じ。

 

参列者が少なすぎてびっくりしたのですが、でもこのミサは参加して本当に良かった!と心から思えました。ミサに出ると大抵いつも「早く終わらないかなー」なんて頭で別のこと感がえちゃってるので・・・(スミマセン・・・)。

 

 

 

ということで、ミサが終わったらすぐ車に乗って急いで学校へ。10家族だけだったから、教会付近もガラガラでした。学校にも無事間に合いました。

 

教会にはランドセル持って行くの?Schultueteは?とよくわからなくて、車で行ったのでランドセルは車に置いて行きました。持ってきてる子もいたし何も持ってない子もいたし、いたって自由、決まりはないって感じでした。

 

教会の周りを歩いていると、住宅街なので何人かとすれ違うのですが、Schultueteを持っている姿を見て「おめでとう」「お!1年生か!」「良い1日をね」とか知らない方からも声をかけてもらえます。私もこれから先、入学式の子どもを見るようなことがあったら声かけよっと。

 

この時「Guten Tag!」って言ってくれる人も多くて、Guten Tagってドイツ語で「こんにちは」と訳されるし使われるけれど、このシチュエーションでは「こんにちは」という意味ではなくて「良い日を」ってことなんですよね、日ごろのあいさつならこちらも「Guten Tag」でいいんですけど、この場合返す言葉は「ありがとう」。この時の「ありがとう」が自然に言えたことに私自身がびっくりで、なんか私ちょっとドイツになじんだ?と思っだんですよね、些細なことですけど(笑)

 

日頃はあいさつ程度のご近所さんもみんな声をかけてくれて、これまた娘も嬉しそうに会話して(物おじせずに話せるのがすごいよ・・・って思います)、親しいご近所さんはプレゼントを届けてくれたり、幼稚園に残っているお友達からカードが届いていたり、それぞれは小さなことなんです、でもなんかその気持ちがとても暖かい気持ちになりました。

 

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ということで、学校での「入学式」については次の記事で。色々と想像の上を行く入学式でした。

 

 

 

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