Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆バカ騒ぎする大人たちをみてホッコリしたカーニバル

今日はカーニバルのパレードがありました。私の住む町は2年に1度の開催。この1週間近く氷点下でも快晴だったのに、今日は気温は少し和らいだものの朝から雪、パレードが終わる頃には雨になり、ぐちょぐちょでびしょ濡れという最悪なお天気でした。

 

そこまで大きな町ではありませんが、パレードは結構しっかりしていて、最初から最後までで1時間半ぐらいかな。長すぎもせず十分楽しめたし、大きな町のように大混雑でもないので子連れには最適。

 

ドイツでカーニバルのパレードを見たことの無い人には「カーニバルのパレード」ってそれだけを聞くとパレードを「見に」行くという印象を受けるかもしれませんが、実際には「見る」と言うよりお祭り騒ぎに行くという感じ。観客は子供のみならず大人もみんな仮装。飲みながら踊りながら騒ぎながら見ています。

 

みんな家からアルコールを持参して、山車が来るまでやパレードの最中も飲みながら酔っ払いながら、それって個人用?ってびっくりするような大きなスピーカーで音楽をかけて踊りながら待つ人たち、文字通り老若男女がみんな楽しんでる感じです。

 

適度な混み具合なので場所の確保とかもいらないし、パレードが来るぐらいの時間に合わせてゆっくり歩いて行って、少し待ったらパトカーに先導されてパレードがやってきました。

 

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パレード、パレードって言うけれど、こんな狭い道(笑)。なので近い近い。

 

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もう観客の前ギリギリのところを通るトラクター。トラクターに牽引されて山車がやってきます。

 

トラクターはデカイ!タイヤなんて大人の身長ほどある!なのに人が一人「はい、危ないよー、下がってねー」なんて適当に誘導して、そんな誘導係だってアルコール片手に持ってるし、日本だったらこんなの危険すぎて無理だろうけど、規制ロープすらなく緩い緩い。

 

タイヤに触れられるほど近いです。これでも私は一歩下がって見てるほう。

 

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そして山車から撒かれるお菓子が子供達の楽しみ。

 

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↑このグレーの帽子のおじさん、めっちゃ大きな人で終始邪魔やったわー(笑)。でもその奥さんや隣近所にいた人たちが受け取ったお菓子を全て娘にくれて、私達が持っているカゴにどんどん入れてくれます。

 

最初は都度、娘に「どうぞ」って手渡しでくれていたのですが、もう沢山受け取るので「勝手に入れちゃうからねー」とどんどん私達のカゴに入れてくれるように。

 

ちょうど回りに子供がいなかったこともあり、全体に撒きつつも娘に直接お菓子を持ってきてくれたり、投げてくれることも多くて、もらったお菓子を入れる用に持って行ったかごも一杯になり入らなくなったのですが、ばら撒かれていたエコバックを受け取った近くの人が「これ使いなー」とくれて、それにもお菓子が一杯になるほど。

 

配られるのは何もお菓子だけではなく、お酒もあります。ボトルと紙コップを持った人がどんどんコップに注いで渡していきます。私達もゼクトをもらいました。

 

こんなに沢山!

 

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お菓子以外にもぬいぐるみやスポンジ、塗り絵やノートなど。この辺は撒かれたものではなく娘に直接もらえたものです。

 

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あとは、歯磨き粉や髪留め、そして小さな花束、この時期に食べられる揚げパン(ベルリーナー)ももらいました。

 

有名な町の規模の大きなパレードよりも、配られるお菓子が一流メーカーな気がします。グミはほぼHARIBOだったし、大きな袋もあったり!

 

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向こう1年分ぐらいグミをもらえたので、娘に見えないように隠し、ちょびちょび小出しにしていきます。

 

娘は周りの人たちのテンションに圧倒されたか、あまり笑顔が無く言葉数も少なく真顔・・・。それでも家に帰ってきてからは「また行きたいー」と何度も言ってました。

 

きっと子供には楽しくて仕方のないイベントでしょうね。こうやって子供の頃から参加して目にしていたら、カーニバルという文化も身体に根付いていくんでしょうね。

 

旦那はカーニバルとかこの時期が大好きで、毎晩例の面白くない漫談番組を深夜まで見て大笑いしています。本当はパレードに仮装で行きたいみたいですが、私は別に仮装したくもないし、うちは娘だけコスチュームを着ている感じですが、どうやらそれだと物足りないらしく、来年こそは!って毎年言ってる気がします。

 

この時期は、アホみたいに盛り上がる旦那やパレードで目にする仮装して酔っ払った大人たちに少し冷たい視線を投げてしまう私ですが、なんか私達よりも全然年代の上のおじさんおばさんが仮装してハイテンションで山車の人たちに向かって手を振り、Helau!Helau!と叫び(Helau、ヘラーウ!というのがこの辺の掛け声)、そして私らに受け取ったお菓子をくれて、孫より小さいような娘の相手もしてくれて、なんというかみんな楽しそうだな、と。

 

こうやっておじちゃんおばちゃんがバカ騒ぎしたりするのはなかなか日本では無いことだし、「幸せな人たちだなあ」とちょっとホッコリしました。たまたま今回は周りにおじさんおばさんばかりだったのもあるのかな。

 

それにしても本当にびしょ濡れで寒くて、もちろん誰一人として、本当に本当に一人も傘なんてさしていないし、みんなびしょ濡れ。家に戻った頃には身体が冷え切ってました。あー、あったかいお風呂に(って浴槽は無いけれど)、シャワーを浴びたい!って思うほど冷えたのに、ええ、お風呂は壊れてます。寒いわー!