みんなそれぞれ興味のあること、無いことってあると思います。
身近なところでは、例えば野球にすごく詳しい人、まーったく興味がない人がいるようにみんな興味は違う。そしてその知識の深さも違う。
この年になって思うのは、たとえ浅くとも色んなことを少しずつ知っているということ、色んな引き出しのある人って魅力的だなって思います。
ネット時代の今、知りたいことはいくらでも知ることが出来るけれど、興味のないことなどはシャットアウトしようと思えばできる時代。興味のあるニュースだけクリックすればいいですしね。
何故こんなことを書いたかと言うと、実は今までの人生でまーったく興味のなかったこと、何の知識もないある分野の仕事が舞い込んできました。
色々準備をしてきたのですが、まあほんとよくわからない。調べれば情報は出てくるのですが、興味がないだけに読んでても頭の中に入ってこない。
先方の担当者が本当に優しくて、アホみたいな質問にも答えてくれて助かってるのですがいつまでもアホな質問もしてられないのでここ数ヵ月、色んな情報、ニュースもチェックしてきました。それでもたまに??となることがあり、そういえば、昔ドイツに駐在していた知り合いがコレ、詳しかった!と連絡してみたらドンピシャ。
もうそれはそれは聞いてないことまで教えてくれて、また説明が上手でわかりやすい。おかげでかなり知識が増えました。「仕事変わりたいぐらだよー、うらやましいよー!」と言われるのですが、その「うらやましい」という気持ちはわかってあげられなーい。
そしてその日を迎えました。
ここです。
どこやねん!って感じでしょうけれど、本当に好きな人は日本からも追いかけてこられるというラリーの世界選手権です。ええ、車です、車。
私はF1含め、モータースポーツにはまーったく興味がありません。上の写真がサービスパークと言って各社がブースを出していて、そこにはピットとかもあって整備作業を見ることが出来ます。朝なので誰もいませんけど・・・。
そこを拠点に10カ所近くのコースが近隣に設けられていて、そこでレースが繰り広げられます。1度に何台も走る競争ではなくて、タイム戦なので一定の間隔をあけてどんどん車が走ります。
そりゃもうものすごいスピードですから、こんなところで待っていたって車なんてあっという間に過ぎ去っていきます。いつもお散歩するようなワイン畑の道を猛スピードで駆け抜ける姿は、どういう道かわかるだけに余計にハラハラします。
私は外のこういうコースで見るより、サービスパークのピットで整備されている作業を見るほうが好きでした。
というのも、この整備作業に使われる工具などの綺麗さと言ったら・・・
全ての工具がきちんと収まっていて、無駄がありません。ピット全体もとても綺麗。
写真は撮れませんでしたが時折開けられる工具の引き出しの中もめーっちゃ綺麗。もうね、美しすぎて感動してました。
そりゃものすごい早さで車を整備するわけですから工具なんて探してられません。いつも同じ場所にないといけません。これ、本当に日常生活でも言えることだなあ、、、と思いました。
そして必要な数だけネジなどを持ってきて置いています。2本なら2本。これは私の勝手な想像ですが、多くても少なくてもだめなんじゃないかな。多くても付け忘れたって可能性も考えられるし正確な数でなければならないんじゃないかと。
ここに車が帰って来たら、さっきまで和やかなムードだった整備さん達が突然真剣モードに入ります。
そのチームワークたるや・・・上の写真でも車の下に整備さんが入り込んでますが、あっという間に整備が終わって車が出ていくので怖い怖い。もう「あうん」なんて言ってられないような息の合い方でした。
お客さんもこの瞬間を見逃すまいとすごいたくさん集まります。
車の細かいことも良くわからないし、そもそもラリー自体も何を競っているのか最初はわからなかったけれど、日に日に色々教えてもらったりでわかるようになりました。
もちろん女子が集まれば誰がカッコいいだのと話題になり、周りの人たちのおススメはヒュンダイ。ヒュンダイにはタイプの違う男前がいるんだと。
ベルギー人のヌービル選手とか女子の人気でした。まあまあ綺麗な顔してましたね。この方です。
とは言え、ほぼすべてが「男」。モータースポーツファンは男の人がほっとんどでした。
その日の1位から3位は夜にインタビューがあり、それを見たり
最後の表彰式も見ました!
シャンパンかけてるところ↓
なんとこのドイツ戦では1位から3位をトヨタが占めたのです!すごいことのようで、表彰台も全員トヨタのドライバー。とはいえ一人も日本人はおらず、外国人ドライバーなのですがそこで君が代が流れまして、日本人はいないけれど何とも不思議な光景でした。
優勝ドライバーがエストニア人のタナック選手だったのでエストニアの国歌も流れました。エストニアの国旗をこんなに見ることもあまりない光景・・・。
次は来月、トルコでラリーがあるので思わず見ちゃいそうです。ものすごいファンになった!とは言えないものの続きが気になる気になる。