幼稚園がお休みになって、仕事もリモートワークになってちょうど丸2か月が経ちました。
少しずつ日常生活に戻りつつあるドイツの生活。
とは言え、幼稚園もいまだ開園の連絡すらありませんし、ようやく周りで学校が週に1度始まるとかそういうのを聞き始めた感じです。
お店も開き始めたとは聞くものの、相変わらずスーパーやドラッグストア以外の買い物にもまだ行っていません。あっ、1度だけ娘の帽子を買いにH&Mに行ったんだった!
カフェやレストランも少しずつオープンしています。
昨日の日曜日、とってもお天気が良かったのでいつぶり?というぐらい久しぶりに出かけました。人混みを避けるのはもちろん、必要かもしれないからとマスクもカバンに忍ばせて。あくまでもドイツでは着用が義務とされている場所ではマスクをつけるという感じです。なので四六時中つけている人はほぼいない?かなり少数だと思います、っていうかおそらくそういう人は出歩かないのかな、と。
行先はラインガウ(の端っこ)。
いつものワインスタンド、開いてるかな?と思ったけれど、お休みでした。まあ仕方ない。
芝生にピクニックシートを敷いてランチ。予定してなかったので家にあったものでサンドイッチを。最近ミューズリーにはまりすぎて、パンを食べなくなったので買う機会も減りましたがたまたま買ったばかりのパンが家にあったのが奇跡!
10分もあれば準備できるようなサンドイッチと野菜を切っただけのもの。日本だとピクニック!なんて言うと美味しそうなお弁当が出てきそうですが、ドイツではこれが日常。これでいいんです、ラクチンです。
人出はこれぐらい。ガラガラでした。いつもなら一杯人のいる場所です。自転車で通過していく人が多かったです。
城好きの旦那が「この近くにお城がある!」と言いだしちょっと歩いたら、お城?っていうか塔やん・・・っていうお城がありました。
でもそのお城のふもとに公園があり、娘、ひっさびさの公園にテンション上がる!とっても素敵なのに誰もいない公園。思う存分遊ばせました。
「え?本当に公園で遊んでいいの?メルケルさん、遊んでいいって言ったの?警察来ない?」と心配する娘。こういう思いを抱えさせてしまうことが悲しくもありますね。もちろん娘なりに学んだこともあったと思いたいです。
そしてその近くにひっそりとオープンしているワイナリー。お客さんもいなくて、でもせっかくだしワインを。
外でワインを飲むなんて久しぶりすぎる!例年なら毎週末の恒例行事なぐらいなのに!とっても美味しかったです。
こんな風景を眺めつつ・・・でも日陰は寒かった・・・。
お店のおばさんが、「ごめんなさいね、決まりなので・・・」と個人情報を書いてほしいと紙を持ってきました。感染者が出たりしたときに連絡がつくように、という紙。
ワイナリーの席も、いつもの状態を知りませんが異様に隣との間隔が開いていて、こんなんじゃ商売にならないだろうな・・・と思うほど。でも、おばさんが活き活き働いておられたのが素敵でした。
こんなお出かけ、本当に久しぶり。
もちろん、まだまだ感染は怖いし気を付けなければなりません。
だけどずっと怖がって閉じこもっているわけにもいかない。きっとこの状態はこの先まだまだ続くだろうし、共存していくということも必要だと思うようになりました。
人もほっとんどいなかったし、日ごろの畑の散歩ですれ違う人の量とそこまで変わらないような感じでしたが、少しお出かけしただけで、ものすごく遠くまで来た気分になりました。
帰り道、家で食べようとケーキをテイクアウトしに地元のカフェに立ち寄ったのですが、途中で見かけたいつも賑わっているアイスクリーム屋さんが、例年と全く同じ、本当にびっくりするぐらい一緒で、大混雑の大行列でした。そこだけ何事もなかったかのような光景でした。待つ人の列の間がちょっとだけ広いのが違うぐらい。ラインガウよりもどこよりも、そこが一番混んでた・・・。そこまで緩んで(という表現が正しいかはわからないけれど・・)いいものなんだろうか・・・とちょっと心配。
日本のニュースを見ていても、都心のど真ん中は空いているけれど地元の商店街などは賑わっていると言っていますが、ホントそんな感じです。
こうやって少しずつ日常を取り戻して行くんでしょうね。とはいえ、やはり当面は必要最低限のお買い物とお散歩、ジョギング程度の毎日が続きそうです。