娘に何か音楽の習い事をさせたいなと以前から思ってはいたのですが、幼稚園の面談でも「音楽が好きそうだしセンスがあるかも」と先生に言われたこともあり、本格的に調べました。
ピアノとかギターとか楽器を決めてのクラスもありますが、たまたま隣町の音楽学校で「音楽に触れあうコース」みたいな名前の付いたコースがありました。空きがあるか聞いてみたところ、ちょうど10月の秋休み明けからコースが始まるとのことで返答があり、通い始めることになりました。
コロナなので教室は常に換気しているので厚着で来てね、ソーシャルディスタンスを取るために子供達にはピクニックシートの上に座ってもらうのでシートも忘れずに！それと色鉛筆を持ってきて！とのことでした。
場所は村の集会所って感じかな。
何人集まるのかどんな広さなのかわからないし、みんながみんな大きなピクニックシートを持って行ったら邪魔だろうからと、うちには2メートル四方のシートがありますが、音楽クラスには一人がけの60㎝四方ぐらいのを持って行きました。
が、そんな気遣いをしていたのはうちぐらいで、みんな超巨大ピクニックシートで来てましたわ・・・。畳むの面倒じゃね？って思うほど。
そして田舎だからもあるのかな、他の子供たちはみんな友達同士で来ている感じで、独りぼっちの子がいない。知り合いがいないのはうちの娘ぐらい。全部で10人ちょっといたかなぁ、娘はそもそも初めての空間が苦手、加えてお友達もいなくて一人ということもあり泣き出してしまいました。
最近どんなことも「Vorschulkind（来年学校に行く子）だから！」と頑張る娘、だからそこで泣き出したことに対して「Vorschulkindなんでしょ？泣かないの！」と怒ってしまって、ちょっと反省。
ヒックヒックしながらスタート。親は50分後、終了時に迎えに来てくださいとのことで解散でしたが、集会所の扉が開けっぱなしで、ロビーのような椅子のある場所があるのでそこで待つことにしました。とりあえず娘にも私がロビーにいるから本当に辛かったら出てきていいよ、と伝えておきました。
扉の蝶番のほっそーい隙間から娘が見える場所。娘から私は見えません。
最初こそ泣きべそかいていましたが、先生がピアノを弾いて歌を歌いだし、バイオリン、リコーダーなどの楽器が次々出てくると目を輝かせて食い入るように見ていました。音楽に合わせて体も自然に動くような感じで、とりあえず大丈夫かなと。
色鉛筆は配られた紙に色塗り。音楽教室なのに塗り絵って別にいらんけど・・・とは思うものの、まあそういうコースなんでしょう。
教材は先生の手作りとのことで、味があるー。
体育館みたいな場所でピクニックシートを敷いて、そこで塗り絵だから床でお絵描きをするようなスタイルになります、そのまま「はい、塗り絵は終わりだよー」みたいな声かけもないまま進むので、塗り絵好きな娘はひたすら塗り絵。
その姿勢のまま先生を見るのでいつしかうつぶせに寝転がって先生を見てました。
「姿勢を正す！」「ちゃんと座りなさい」とかそういう注意が無くて、まあこれはこのクラスに限ったことではなく、娘の幼稚園の歌の会とかに行っても同じ。フリースタイル。先生が机の上に座ってるぐらいですからねえ・・・。
私としては集団行動とか姿勢とかそういうことも教えてほしいけれど、そこはドイツでは期待できないか…
最後は流行の音楽に合わせてエアピアノを弾いたりして、ダンスで終了。娘はノリノリでした。いつも歌番組を見ながらひとりでひたすら踊っているので、こういうのは好きそう。
「めーっちゃ楽しかったー！早くまた行きたい！」とのことなので、とりあえずホッとしました。
私としては50分、フリータイムが出来たのですが、周りには何にもない村だし、家に帰るには中途半端な時間だし、これからは本でも持って行ってのんびりする時間にしようかなとか考えてます。
別にここでお友達を作って・・・とかまでは考えていませんが、せっかく毎週顔を合わすしお友達が出来たらね、と思うもののソーシャルディスタンスで近くに座ったり気軽に話したりできないし、それは残念。
そしてもしやプチロックダウンでこの教室もお休みになるのか！？
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