金曜日の午後「週末はピザを作る！」と旦那が言い出した。生地から作るんだそうで。
基本的に料理はしない旦那、たまーに作ってくれますがジャガイモを湯がくとか鶏肉を焼くとかそういう程度。クリスマスやイースターにドイツ料理を作る！って張り切るのですがいつも上手く行きません。
なんせ「レシピ通り」なんですよね。
レシピ通りというのは材料もそうですけど、「時間」も。
レシピってよく所要時間が書いてありますよね。あれを「忠実に従う、というか信じる」。その為、手際が悪くて慣れなくて時間がかかるというのはもちろん所要時間の考慮に入っていないにもかかわらず、それを真っ向から信じるのでいつも食べたい時間に食べられない。
さて、ピザです。ピザを生地から作ろうもんならもう万単位でレシピが出てくるかと思います。旦那はその中からあるレシピを選び出したのですが、生地を寝かせたりするための時間が48時間というレシピ。
え・・・・、丸2日！？
日曜日の夜にピザが食べたいから金曜日の夜から作るんだとさ。
そりゃ生地を寝かせるとは思うけれど、48時間？それ長すぎじゃね？もっと簡単なレシピあるでしょ・・・。金曜の夜からいそいそ作りはじめ、レシピを頭から作っていくので途中の流れを先読みして時間を逆算して作らないから、レシピが指示する暖房の暖かさでの発酵が終わる時間が真夜中になり、目覚まし掛けて起きてましたから（笑）。
翌日キッチンが粉だらけになっていた・・・。
もうさ、ピザは美味しい近所のを買うか、生地だけ買って具だけ家で載せようよ・・・、手作りだからとそんなに感激するほどの味のものが出来るとは思えない。
そして翌日土曜日も寝かせるというので、いや食べれるでしょ？と食べてみることに。
ソースを塗って、チーズとサラミを載せて、買ってきていたマッシュルームとかモツァレラは完全に忘れられ。オーブンの中でチーズが沸々してる美味しそうな段階で「もういいのでは？」と聞くと、「いや、レシピは30分焼くって書いてあるから！」とまだあと15分も焼くという・・・。え、、、、今が一番いい焼き加減・・・。
でもレシピ忠実男には通じず、結局30分焼き続けました。
おいしそうだったチーズはカラッカラになり、耳は歯が割れそうなほど固くなり、カリカリ音を鳴らしながら食べるピザ。
2枚目は私が15分で取り出して大成功。生地は柔らかくてホクホク！とろけるチーズの一番おいしいタイミングとなりました。
買い物の時も特殊な粉を買うとかで近所のスーパーに売ってなくて絶望的になっていた旦那。家にある小麦粉で出来るから！となだめて何とか無駄な買いものは阻止しましたが（結局余って使わなくなるって言うのが目に見えてる・・・）、こういう粉もんって原価は安いけど出来ているものを買っても安いから、もうピザ生地を買えばよくない？？
キッチンは床まで粉が吹いたように白くなってるし、生地を用意したボウルに水を張らずに一晩置いたもんだからカチッカチで洗うの大変やし・・・。
まあ、娘が楽しそうに手伝っていただけよしとするしかないかな。
イーストが余ってるからまた作るそうです。やっぱり専用の粉買おうかなーとのこと。言わないけど、言えないけど、お気持ちだけで・・・と言いたいところです。
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