参議院選挙が始まりましたね。
どれほどの方がご存じかわからないのですが、海外に住む日本人も選挙権があります。ただ、海外から選挙に参加するには、「在外選挙人証」というものが必要です。
こうやって申請するんです(外務省のHPより)
要するに、在外公館(総領事館等)に行って、この在外選挙登録を済ませなければなりません。やらないとな、やらないとな、と思いながら早15年。
この春、4月中旬に総領事館にて在外選挙登録をし、そしてやーっと在外選挙人証が手元に届いたのは選挙公示日!
ちなみに、衆議院選挙の小選挙区は「海外に来る前に住んでいた市町村」で良いようです。
4月に総領事館で申込資料を書き、その際に私がドイツに来る前に住んでいた市に向けて返信封筒を用意したり、いくつかの手続きを取りました。
今回、私が総領事館で行なった手続きに関しては、オンラインでもできるようになりました(ビデオ電話をつないで本人確認するそうです)今年4月から「在外選挙人名簿登録申請の際の本人出頭を免除する特例措置」ができたそうです。
在外公館って近くにあるとは限らないですもんね。ものすごい遠い人もいます。私はまだ近いほうです。
でも、それがオンラインで出来たところで、さて選挙に参加!投票だ!ってなったときに、在外公館が遠かったら意味がない・・・、
このように、私たち海外在住者が投票するには、在外公館に出向くほかに、郵便投票があります。この郵便投票ってのも、お願いしまーす!って送るだけではないんです。
今回私の手元にやってきた在外選挙人証を同封して市区町村の選挙管理委員に送り、投票用紙を請求して送ってもらう。これ、さらっと言うけど、ここで海外から日本への郵便というのが関わってくるわけです。海外郵便なんて今日送ったからと明日届くものではありません。
そして、届いた投票用紙に記入してまた日本に送ります。それが選挙期日の投票所が閉鎖する前までに到着したものでなければ有効ではありません。
もうこの時点でものすごーく非現実的。
選挙が始まるもっと前に、事前に投票用紙を取り寄せ(それは可能みたいです)、公示日を待ち(今回であれば6月22日)、記入して7月10日までに届くように送らなければなりません。これ、ギリギリ・・・というか肌感覚ではちょっと無理じゃない?って思ってしまう。
特に前回の衆議院選挙はこの期間がさらに短かく17日間で戦後最短だったようです。海外から日本への郵送は17日となると、かなりきわどいです。届かない可能性も大。
インターネット投票の必要性も議論されていますが、ほんとこの海外在住者の選挙についてはどうにかすべきではないかなと思います。でもまずその前に私みたいに選挙人登録すらできていないという人も多いのではないかと思います。
ちなみに海外在住の有権者は約100万人、投票率は2%と言われています。それだけこの現行の選挙制度では海外在住者として投票するのはとても難しいんですよね。
友達が言うには、昔は総領事館の方が日系企業を回って登録促進活動をされていたりしたとか。少なくとも在留届を出す時に同時にやってしまう、とかそうでもないとなかなか簡単なものではありません。
海外では投票日(7月10日)までは投票できず、それぞれの地域で投票期間が定められています。
私の場合、7月3日まで投票できるのですが、これを見ると中国の一部地域なんてほんの4、5日しか投票できなかったりするんですね。
15年も放置していた私が言えることではないのですが、しっかり選挙に行こうと思います。15年動かなかったのに今動いたっていうのは、やはりコロナの事とかが大きかったです。自分ゴトとして響くことが本当に多かったからかもしれません。
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