今日は指輪だけでなく、他にも色々なことがありました。
朝一番にStandesamt(戸籍役場)に行きました。
細かいことは色々あるのですが・・・・。
実際に当日セレモニーをするお部屋が出来上がったとのことで見に行ってきました。
お部屋こそ出来上がっていますが、
階段や通路はまだ工事中でした。でもとっても素敵なお部屋でした。
当日用に、駐車場の券をもらいました。可愛いでしょ!
そして夜は、牧師さんに会って来ました。
式を挙げる教会の牧師さんは休暇でいないので、
違う教会の牧師さんが来てくれる事になっています。
今日の事前ミーティングにはその牧師さんの教会に行きました。
この牧師さんとの話し合いが、面白かったです。
私の勝手なる想像、イメージ、思い込みが間違っているのか、
「牧師さん」とか「神父さん」と聞くと、
どうしても、ちょっぴり年配で、おとなしくてやさしくて、
ゆっくりと丁寧に話すような勝手なるイメージを抱いていたため、
私達の牧師さんは、完全にそのイメージとは違うのでちょっとびっくり。
その前に、てっきり教会の中か、その横に部屋でもあってそこで話すのかと思いきや
教会の裏に牧師さんのお部屋みたいなのがあって、
牧師さんの自宅につながってるらしいのですが、普通の部屋でびっくりしました。
サッカー好きらしく、いたるところにサッカーのグッズが飾られていて
そいういうお部屋の印象からしてイメージ違いました・・・(笑)
レストランの人とか、Standesamtの人とかとは違う、
「教会の牧師さん」だから、ちゃんとしないとね、なんて言いながら
一応スーツに着替えて行きましたが、牧師さんはラガーシャツ。
16歳の娘さんがいらっしゃるようですが、見かけはもっと若く見えて、
ホント、サッカーのスタジアムでビール飲んでそうな感じ。
私の中で勝手にイメージしてた牧師さんとは全く違う方でした。
すでに、教会協会?みたいなところに申し込みをしているので、
私達の名前とか、生年月日は連絡が入っているので、
まずはそれが正しいか、という確認から始まりました。
どんだけ脱線するねん!っていうぐらい色んな話に広がりまくりでした。
「日独カップルを担当するのは初めてだよ!これまた興味深いね!」とのこと。
20年ほど前、1年間韓国に住んでいたそうで、
その時に日本旅行にも行って、東京、日光、大阪、京都、福岡・・に行ったそう。
アジアに興味があるみたいで、シンガポールやタイなどにも行ったことがあるらしく、
10月は休暇を取って中国と香港に行くそうです。
日本語も「こんにちは」「さようなら」「ありがとうございます」とか知ってました。
教会はプロテスタントなのですが、プロテスタントはカトリックと違って
自由な部分が多いとは聞いていたのですが、
どこまで自由なの???ってほど、なんでもOK。
6歳の男の子にリングボーイをやってもらいたいと思っていたのですが、
「牧師さんに聞いてOKもらわないといけない」と言われていたので、
何事も牧師さんに許可をもらわないといけないイメージが強くて、
ルールと違うことをするのは許可制なんだな、と恐る恐る聞いてみたら
「あったりまえだよ~!OK、OK!なんてお名前の子?いくつの子?
指輪落とさないように気をつけないとね~!」みたいな反応。
なんだか、何でもOKなようなイメージです。
式次第みたいなのも、牧師さんがプログラムをくれると
友達からは聞いていたのですが、私達の牧師さんは
それもあるけど、こんな感じで、別にこれはどっちでもよくて、
これも別にどうでもよくって・・・みたいな、
別に「あまりこだわらずに好きなようにしたらいいよ」って言われました。
なんだか超適当な感じです。
「そんなにきっちり決めなくて、当日その場で決めてもいいんだから!
まあ、リラックスして楽しく行こう!」みたいな。
教会式は一応ちゃんとした式だし、
日本のようになんちゃってチャペルでもないので、厳かな式で
ルールに則ったものであるべきだと思っていたのですが、
「ちょっとぐらい冗談言ったりして楽しい式にするから!
あ~でも、日本語はさすがに話せないなあ、困ったなあ~」というような
ラフな感じの牧師さんでしたが、イメージはとっても
ポジティブな印象を受けたし、この牧師さんでよかったな~と。
2人の出会い、馴れ初めを教えて!とのことで、
どこで出会って、どうなって・・・と色々と話したのですが、
なんというか、普通に恋バナしてるような、
「え?それで?そんなこと言っちゃったの~?」とか
「それキッついね~」みたいな感じで答えてくれるので、
あれ今、牧師さんに話してるよね?と、誰と話してるんだか一瞬わからなくなるほど(笑)
思うに今日、牧師さんが一番言ったであろう言葉は「Egal!」、
どっちでもいいよ、とか、何でもいいよ、みたいな言葉。
とにかく、何も決まりごとは無いから、
何を聞いても、質問しても、「Egal!」好きなようにしたらいいよ!と。
実は教会式で一つ心配事があるのですが、
私は超真剣に話したのですが、それも「Spontanで行きましょう!」と・・・・。
その場で決めちゃおう!見たいな感じです。
私的には真剣な相談だったのに・・・・、これについてはまた後日書きます。
とにかく面白くて、牧師さんらしくない方でしたが、とても話しやすくて
アジアにも興味もあって、日本にも行ったことがあって、
そういうのも縁だな~と思いました。
これから、細かい調整を何度かしなければいけませんが、
メールでも大丈夫だし、いつでも連絡して!僕のアドレス知ってるよね?
こういう感じがなんだか牧師さんっぽくないですよね。
オルガン奏者は連れて行くから、教会の鍵を開ける人用意しておいてね!
それが一番大事だから!あとは、何とかなるからね!とのこと。
まあ私も色々心配事はあっても、
この牧師さんに任せておけば何とかなりそうな気がします。
私は理解しきれていませんが、
彼が言うには、言葉の使い方とか話し方とか、相当面白い人らしいです。
牧師さんらしからぬ言葉を使ったりしていたそう。
さすがに私はそこまではわかりませんでしたが・・・。
この牧師さんがいたら、感動の涙も笑いに変わりそうです。