Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆恐怖のオイルフォンデュ

24日の夕食「オイルフォンデュ」。

こちら、本当にすばらしく辛いお食事です。

ドイツ人の同僚とかに聞いても、あまりオイルフォンデュをする人がいなくて

これって、旦那の実家だけなのか・・・??

とりあえず唯一の女手ですから手伝うことに。

そのとき気づきました、クリスマスは包丁を持っていこうって毎年思うのに

今年もまた忘れてしまった・・・。

しょっぱなからたまねぎのみじん切りを頼まれました。

切りにくいとうか切れないナイフを渡されて。

あまりに切れなくてママに言ったら、違うナイフが出てきたけど何も変わらない。

IMG_4536.jpg

もっと細かく切らないと!って駄目だしされました。

こんなナイフで切れるかーーー!ふざけるなーーーって言えないけど、包丁忘れに後悔。

ママにとっては私、野菜一つ切れない料理の出来ない嫁なのか・・・。

このたまねぎのみじん切りはマスタードなどと混ざってマスタードソース。

サウザンアイランドみたいなの、ガーリックバター、アボガドディップ

などを作りました。

IMG_4537.jpg

さて、肝心のオイルフォンデュですが、こちらがその機械です。

パパとママの結婚のお祝いに頂いたものらしい。

IMG_4543.jpg

下はアルコールランプみたいな感じで火が付きます。

IMG_4548.jpg

この容器にこれを入れます。

ココナツオイルだそうです。その塊。

IMG_4534.jpg

IMG_4542.jpg

ラードみたいな感じです、熱で溶けて透明になります。

IMG_4551.jpg

このオイルにフォンデュするのは「肉」オンリーです。

こちらがそのお肉、牛肉、豚肉、ラムだった。

IMG_4538.jpg

オイルフォンデュ専用のお皿(オイルフォンデュのときしか見ない)

色んなソースを入れられるようになっています。

IMG_4547.jpg

さて、全ての準備が整いました!

IMG_4544.jpg

ちなみにこのオイルフォンデュの機械は、Feuerzangenbowlも出来るそうです。

オイルフォンデュをするぐらいならFeurezangenbowlでいいのではないだろうか・・・。

(グリューワインみたいな暖かいワインに砂糖の塊を火であぶって甘みをつける飲み物)

1人1本ずつ串が渡され、お肉をお皿に入れられます。

ママがこれぐらい食べるわよね?って勝手に入れたお肉。

3切れいただいて胸やけにつき終了です。残りは旦那にあげました。

IMG_4553.jpg

このお肉を串に刺してオイルで素揚げ。

IMG_4554_2013122606505033e.jpg

オイルがどぼどぼになってて、私は10回ぐらいカンカンたたいてオイルを切るのですが

みんなはすぐにお皿に入れて、ソースをつけて食べる。

串には色が付いていて自分がどの串だかわかるようになってます。

IMG_4556.jpg

間違って食べようものなら怒られます。

っていうかね、まあ牛肉はわかりますよ。

でも豚肉って火が通らなきゃいけないでしょ、これがなかなか火が通らなくて。

だって結構一切れが大きいので火が通らない!

牛肉だってレアみたいな感じです。

赤い肉汁だし、気持ち悪い。ミディアムぐらいがいいんだけど。

私はお皿の一つを肉汁用に空けておきました、数分後には油の塊!

IMG_4557.jpg

上の写真になすびが写っているのがわかりますでしょうか。

今回、私はオイルフォンデュと聞いて、野菜を揚げたかったんです。

何か野菜があったらてんぷらをしようと思って粉も念のため作って持っていきました。

IMG_4555.jpg

お肉だって衣が付いたほうがおいしいし。

早速試そうと思ったら、3人から大声で止められました。

そんなに大きな声を出さなくてもいいのに、ってほどすごい剣幕で怒られた。

油を汚すなーって。

ママなんてかなり嫌な感じで色々言ってきた。

「私はてんぷらを知らないからなんとも言えないけど、それだけは受け入れられない、

申し訳ないけど、最後にやってくれる?」って。

そこまでみんなに怒られるとは・・・。もうやる気ゼロ。食べる気ゼロ。

お肉の素揚げなんて食べられないよ・・・。

私は残りのお肉を旦那にすべてあげてサラダとかピクルスとか食べてました。

そしてママが最後はお魚よーってずっと言ってたので、何が出てくるのかと思ったら

海老でした、あとなんだろこの白身、ドイツでよく売ってる味の無い白身魚。

IMG_4558.jpg

しかもね、ALDIの冷凍海老でかまわないのにわざわざスーパーの魚コーナーで海老を買って来て

殻も頭も付いた海老だったので、誰も処理できず私が全部むきました。

「どれぐらい火が通れば食べられるのか?」って聞かれたけど

この海老、茹でてあるから、生じゃないからね、そのまま食べれますから!

ってことで私はフォンデュには入れずにそのまま食べました。おいしかった。

そして白身魚は予想通り油の中でぼろぼろになりました。

細い串に刺して白身魚をそのまま素揚げなんてぼろぼろになるに決まってる。

そして最後の最後に、「じゃあどうぞ、好きに揚げていいわよ」って言われたのですが

もうその頃にはなすびのてんぷらも食べたいと思わなかったし、

散々油が汚れるって否定したその油、お肉の灰汁で汚い汚い。

こんな油でてんぷらとかしたくないです。

試しに1個だけ揚げてみたけど、ココナッツオイルってのも良くないのか

あと温度も結構低いので、全くてんぷらにならなかった。

何一つ楽しくなかったオイルフォンデュ。

今回2回目だったんですけど、もう2度とやりたくないです。