Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆周囲に気を使わせていた私

今回の移植後の日々は、仕事が忙しくあっというまに過ぎていきます。

今日は土曜日、週明けの月曜日が判定日です。

バルセロナのパワースポットで出血があった以外はなんの変化も無く

全くなにも体の変化を感じない日々です。

先週、出張で泊まったホテルがものすごく乾燥していて喉をやられました。

昨日は朝から頭痛、いつもの偏頭痛です。いつもならすぐにアスピリンを飲みますが

一応念のため飲まずに自然治癒、そうしているうちに寒気や喉の痛みが悪化して

思いっきり病人になってしまいました。

妊娠超初期症状で風邪っぽいとか通り越して、寝込むほどです・・・。

話は変わりますが、私は母との連絡はほとんどメールです。

母はブログを読んでいるので大体の私のことは伝えているつもり。

結構メールは頻繁にくれる母ですが、最近めっきり返事がありません。

返事が無いことは構わないのですが、何かあったのか逆に心配で

一緒に住む弟に母の事を聞いても「元気そうやでー」っていうし。

でも母なら絶対に返事をくれそうなメールを送っても返事が無かったので

弟に昨日もう一度連絡してみたら、相変わらず母は元気らしい。

でも弟から

「姉ちゃんの妊娠のことは、無駄に期待したくないからあんまり聞きたくない

みたいな事を一度言ってた、だからメール読んでないのかも」って。

メールを本当に読んでいないかは別として、

この弟のコメントを読んで、なんか母にものすごく心配をかけている自分がいて

母も孫を待ち望んでるんだなってことが伝わってきてすごく辛かった。

私は母に、母だからこそ何でも話せるし何でも伝えてたし、

でもそれが逆に母に辛い思いをさせてたとしたら申し訳なかったなって。

治療のことは内緒にしておいて、いつか子供が出来たときに

喜ばせてあげるってことでもよかったのかも、と。

いまさら後には戻れないけれど、ちょっと色々と考えた弟からのメールでした。

そしてもうひとつ。

私には本当に信頼できる同僚がいて、彼女とは何でも話します。

彼女も自分のことを何でも話してくれる。

国籍も肌の色も違うけど、ものすごく分かり合える同僚がいます。

その同僚と先日出張が一緒だったので治療のことを話しました。

ずっと私が子供を望んでいることを知っていていつも心配してくれているので

ちゃんと治療して向き合ってるよってことを伝えたくて。

そしたら、その同僚がとある話をしてきました。

実は前回1度目の移植で、妊娠判定前に生理が来てしまった日(ちょうど会社は休み)

家で号泣している私に追い討ちをかけるように別の同僚が妊娠報告をしてきました。

妊娠した同僚と、信頼している同僚、私の3人はよく仕事でも一緒になるし

治療の話こそしていませんが、その妊娠した同僚もまた、

私が子供が欲しくてもなかなか出来ないということは知っていました。

彼女が妊娠を会社のみんなに報告する時、

私にだけはみんなより先に個別に報告したいってずっと言っていたそう。

そして私の気持ちを考えるとあまり喜びを表に出せないと言っていたようです。

もちろん私はそんなことも知らず、でも同僚の妊娠はよかったなって思ったし

ただただタイミングが悪かっただけで・・・。

同僚にもこうして私に子供が出来ないことで、気を使わせてたんだ・・・。

別に不妊治療のことを大きな声で言う必要は無いけれど

私自身はそこまで「内緒」という気持ちではありません。

ただ、言うことで回りに気を使わせてしまうことが嫌なので、あえて言いません。

ただ、「子供は?」って言われたら「欲しいよー、ものすごく欲しい!

でもなかなか簡単じゃないよねー」っていうノリでいつも答えています。

でも「子供が欲しいのになかなか出来ない」という事実だけでさえも

周りの人に気を使わせているんだと思うと、子供が欲しいって気持ちすらあまり前に出さずに

「いずれ出来たらいいな~」ぐらいで留めておけば誰の気も使わせずに済んだのかもしれません。

センシティブな話だからこそ周りへの配慮がもっと必要だったなと改めて考えさせられました。

子供が出来ないことで色んなことを学びました。

どれも将来の自分には必要な学びだったのかな、そう思うと子供を待つこの日々も

無駄じゃないと思えます。