本日は祝日、ドイツでは父の日です。
でもドイツの父の日は「母の日の父の日バージョン」ではなく、どちらかというと
男性が飲んだくれる日、のような気がします。
特に田舎では男性が何人かつるんで片手にアルコールを持ち、うろついてます。
トラクターの荷台に乗り込んで飲みながら町を巡回する風景も多々見かけました。
おじちゃん集団、お兄ちゃん集団いろいろありますし、必ずしもみんなが「父」ではなさそう。
あいにくお天気が今ひとつでした。
午後から雨の予報でしたので午前中に散歩に繰り出しました。
家に帰ってお昼ごはんの予定でしたが、特に何を作ると決めておらず
何も無い日のパスタという流れを予定していましたが
帰り道、妙に人の集まっている一角があり、お祭りのようで
いろいろとスタンドも出ていたので、ランチはここで取ることに。
人がキャーキャー言いながら騒いでいてみんなが川を覗いています。
この写真は今ひとつですが、かなりのギャラリーで囲まれた川。
わかりますでしょうか、大人達が必死になってやっているこの遊び?競技?
気づきましたか?
黄色いのは全てアヒルちゃんです(笑)
「アヒルレース」をやってました。
ここがゴール。
子供達は大興奮。これだけアヒルが集まれば見ていて和みます。
もちろんお決まりのソーセージ、ビール、クレープスタンドが軒を連ねています。
地元の人たちが運営する小さなお祭り。ケーキも手作りのものが並びます。
このお祭りを運営している方達は、サッカーのEintrachtフランクフルトのファンの皆様。
Eintrachtファンということで集まり、みんなで試合を見に行っているようです。
この街だけで100人以上が登録しているそうです。
そして試合観戦だけにとどまらずこのようにイベントを開催したり
アップルワインを自家栽培したりと活動は幅広い様子。
活動資金を集めるためにこのように出店を出したり、田舎だとクリスマスマーケットも
こんな地元の団体が出店して資金を集めることが多いです。
みんな顔見知りのようなアットホームなお祭りでした。
スタンドで販売している人も普通の人たちなので慣れない手つきで大変ですが
その分ものすごくやさしいし、人懐っこいし、みんなもそれを受け入れてます。
ソーセージスタンドでは「ポテト」の機械が壊れてしまったようで
2台のうち1台しか稼動しておらずどうしても間に合わない。
長くなっていく行列に向かって「だれかー、ポテトを頼まない人いませんか~?」と叫ぶも
あまり収穫も無く、みんなポテト待ちらしい。
ポテトのオーダーが入るたび、ブーイングでした(笑)
本当はお散歩の帰りに町のスイーツやさんでケーキを買おうと思っていましたが
ここのスタンドで買いました、一切れ1.5ユーロ。安いです。
お持ち帰りにして家で頂きました。お店のケーキとは違う手作り感満載のお味。
これからの時期、色んなところでお祭りが開催されます。
フランクフルトもFressgassefest、続いてOpernfestなどがあるかな?
どれもちゃんと商業施設が出店するのでプロですしおいしいですがその分、値段も高め。
今日訪問したような田舎の手作りのお祭りとは正反対ですが、
私は個人的には今日のような素朴なお祭りが好きです。