Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆予想以上に楽しかったLochmühle♪

日本から来ている友達と一緒にLochmuehleに行ってきました。このLochmuehle、遊園地と言ったらいいのかな、フランクフルト郊外にある施設で色んな人から小さな子供が楽しめるよ!と聞いていたので私も一度行ってみたかったし。

冬の間の閉園期間を終え4月1日に今シーズンの営業がはじまったばかり。

Freizeitpark Lochmühle (ロッホミューレ)

せっかく日本から来ているからドイツらしい観光地に連れて行ってあげたいという気もあるものの、ただお互い子連れだし、子供が楽しめる場所がいいし!と思って行ったのですが、これ、ある意味めっちゃドイツを堪能してもらえました。日本ではまず味わえない体験をしてもらえたし、子供たちも楽しんでくれたので行って良かったです。そして私達大人も楽しかったー。こんなに楽しい場所とは!

ジェットコースター(本格的なものではなくて子供も楽しめる小型のもの)などの遊園地にあるような遊具もあり、一方では農業的な体験(牛の乳しぼり体験)や動物にエサをあげたり触ったりもできるし、公園の遊具的なものや大型のトランポリンなどの体を動かすものあり、予約したらバーベキュー施設を借りることもできるし、とにかく楽しめます。

入場料が身長によって変わるのですが、身長90センチから入場料が設定されているので、90センチぐらいの子からがっつり楽しめる感じでしょうか、年齢にしたら2歳ぐらいから、かな。1歳8か月の娘も、まだ無理な遊具もちょこっとはあったけれど、かなり楽しめました。

友達の娘ちゃんは8歳で身長は120センチまでもうちょっと、というぐらいで、それぐらいだともうなんでも楽しめるし「ディズニーランドより楽しい!!」と言ってました。

入り口に入ってすぐのこのアトラクション。

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わかりますか、左に写っている人がやっているように、ロープを自分たちで引っ張って上まで上がります。結構頑張って一番上まで行くことになるのですが、自分の力で上がって行く分、その達成感が半端ない(笑)

園内の乗り物は乗り放題なので、なんでも乗れるし、春のお天気のいい平日でしたが結構混んではいたものの並ぶほどではなく、何回でも満足するまで乗れるし待つのに疲れると言うこともなく、適度な広さなので1日で十分回れるし、楽しかったら2回、3回乗れる!そういう部分が子供的にはかなり楽しいようです。公園の遊具的なものもたくさんあるから、いくらでも遊べるし退屈しないし。

でも逆にスタッフもいないし、並んでいるようで並んでなかったりするし、別に他の人のことを考えるドイツ人でもないので、いつまででも乗っている子とかもいて、トランポリンとか10面ぐらいあったのですが、なかなかあかない。ずーっとみんな遊んでいて待っている子なんて眼中にない感じ。5分ごとに交代しましょう!みたいな決まりがあるわけでもなく、乗り物も1周してきて人が待ってても「もう1周するから!」とか言い出す子もいたり。

そういう自由さとか、管理のなさというかお客さん同士でやってください的なほったらかし感みたいなのがドイツだなあと。日本では考えられませんね。

園内で唯一追加料金(2ユーロ)が必要なポニーに乗ってのお散歩。娘はまだ早かったのですが、友達はやってました。なんとそのポニーの手綱を引くのはスタッフではなく保護者(笑)。娘ちゃんが乗って友達が手綱を引いてぐるーっと1周できるのですが、ポニーが途中で歩く気をなくしたり、草を食べ始めて進まなくなったり、結構みんな困っていて、それを見つけてスタッフのおじさんが小走りで助けに来てくれる、みたいな。これもまた自由な感じ。

結構な乗り物ですら自分で乗り込んで自分で柵を閉めて、ベルトも自分で締めて、自分でスタートボタンを押す、という有様。スタッフはいません。最低限の安全は確保されているけれど、ベルトがちゃんと締まっているかとかは各自に任されている感じ。これもすごいなあと。

そしてほとんどの遊具に年齢制限がない。6歳未満は大人が同伴してください、とは書いてあるものの身長制限があったのがほんの数か所、それ以外は何の制限もありません。普通だったら3歳から、とか身長100センチから、とか決まってそうなものですら何もない。あくまでも自己責任。

娘もジェットコースターに乗りましたから(笑)

こういうの↓ しかも2回も乗りました。

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さすがにこういう遊具はスタッフがいるのですが、別に娘を連れてても何か言われるでもなく。

でも逆にそういう自由さがあるから、「これは楽しめるかも!」とか親が判断して乗せてあげたりできるし、子供が乗りたいのに制限が無理で泣く泣くあきらめる、みたいなこともなくていいのかな、とも思います。「これはさすがに小さな子は無理でしょー」なんて思うものもOKだったりして余りの自由さに驚きました。

トラクターにも乗れます!(自動で動きます)がこれも自分たちで扉を開けて乗り込んでスタートボタンを押します。日本だったら絶対に入り口にスタッフのお兄さんやお姉さんがいるはず。

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のどかな風景、まるで本当に畑にいるかのよう。

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これ↓なんて水の入った小さな川のようなものが作られていてそこに乗り物がぷかぷか浮いてます。勝手に乗り込んで自分たちで押して楽しむ。自由~。そしてエコ!でも子供はめっちゃ楽しそう。優しいお姉ちゃんが押してくれました。

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大型ブランコも自分たちでロープを引っ張って動かしたり、自分たちで回して動かして乗るメリーゴーランドとか自転車で漕いで動く仕組みのミニ観覧車とかもあって、なんともエコロジーな乗り物がたくさんあります。体を動かすし健康的~。

1番人気?と思われるこれ。めっちゃ面白かった。

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急流すべりのようなものなのですが、乗り込むとロープが巻き込まれて上まで上がり、上に到着するとそのロープが緩んで下まで滑ってきて、最後は空中に浮いて水の中にドボン!

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ロープを巻き上げる力は必要ですが、それ以外は自然の力で動きます。エコ~。そしてこれが結構面白い。空中に浮いて着水するので乗っている人の体重に応じて着水の迫力とか距離とかが違うのも見ていて笑えます。これも自分で乗り込んでベルトを締めて、スタートボタンを押す。おそらく安全の観点からかこういう遊具では乗る本人の手元と、次に待っている人の手元にボタンがあるのでその2つを押すと動きます。つまり他のお客さんにボタンを押すのを手伝ってもらうのです。こういう協力的なところも感心します。小さな子供の場合は親がベルトを締めるのを手伝ったり確認したり、普通ならスタッフが介入しそうな場面も自己責任でやる、みたいな。なんともドイツらしい。

友達も日本ではありえないことの連続にかなり驚いていたし「別にすべての場所にスタッフがいなくてもこれでも大丈夫なんだよね・・・」って感心してました。たくさんスタッフを配置したらそれだけ入園料にも反映されるだろうし、高くなれば客足も減るだろうし。手ごろな入園料(大人14ユーロ、身長90センチ以上12ユーロ)で乗り放題だし(これでもここ数年でかなり入園料が値上がりしたみたいですけど)、丸1日がっつり遊べてこの料金だったら大満足です。

そしてこれもドイツだなーと思うのが、どんな遊具も大人も子供も楽しんでいるところ。なんとなく大人だし・・・って躊躇してしまいそうだけど、そういうところは「楽しみたいなら年齢問わず!」みたいなのがこれまた大人の自分としても嬉しいところ。

こんな長い滑り台があるのですが

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備え付けの敷物で上から猛スピードで滑り降りてくるのですが、これ、大人も子供もはしゃいでやってます。私も2回滑りました!親子で座るもよし、隣に並んで競争するもよし、そういうのも自由~。

これは大きな風船のようなトランポリン。娘にはさすがにまだ早いのですがお姉ちゃんが行くので行きたかったらしく周りの子供たちのジャンプに揺られごろごろ転がりながらも必死に頑張って登って行きました。

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万が一転げ落ちても下は砂場だし大丈夫。それにしてもこののどかな風景。贅沢ですよねー。

お弁当を持ち込むもよし、ソーセージとかポテトのドイツっぽいスナックも手ごろな値段で売っているし、子供の施設だからおむつ替えの場所も適度にあるし、ベンチとか座る場所は山ほどあるし、ほんと色んな部分が自由な施設でした。

これはほんとかなり楽しめます!これからも時々行きたいなー。

そして、日本から来たお友達と一緒に行くのもお勧めです!子供は楽しめるし、親は色んな驚きで楽しめるし(笑)。