新型コロナによる入国制限で外国人の入国を拒否した日本。観光客とかならわかるのですが、在留資格のある再入国許可を持つ外国人が日本に戻れないという事象が起きていました。
それがこの9月からようやく緩和されました。
私はドイツの滞在許可を持っています。ドイツは滞在許可があればちゃんと入国を受け入れています。っていうかそれが普通かと・・・。ドイツ入国までの14日間に滞在した国が危険エリアかどうかによってPCR検査の有無、隔離などのルールはあります。
もしドイツも日本と同じように外国人を受け入れなかったら、生活のベースがドイツにあるにもかかわらず戻ってこれない、そんなことになったらかなり困ります。仕事だってあるし。
これに関しては、世界で10万人近くが日本への入国が足止めになったことにより、人道的ではないと色んな国からの批判もあったようです。私もさすがにそう思う・・・。
で、本題はここから。ようやく再入国が許可されて良かったー、と思っていたのですが、偶然見た大使館のホームページにびっくり。
私はてっきりこの再入国する人たちは正式な再入国許可を持っていれば日本に入れると思ってました。飛行機を予約して日本に行く、入国審査で再入国許可を提示すればよいと。
でも違ったんですよね・・・。
詳しくはここに書いてあるのですが
最寄りの在外公館に申請書を提出し「再入国関連必要書類提出確認書」を取得する必要がある。手数料は無料だが、即日発行は出来ない。
そして！！
出国（搭乗予定航空便の出発時刻）前72時間以内のPCR等検査証明の取得が必要となります。
とのこと。出国前にPCR検査を受けて、また日本に着いて空港でPCR検査を受けるということです。そう定めるなら定めても構わない、
だけど、私がものすごーく疑問に思うのが、
何故、ドイツにいる私のような”日本人”は出国前PCR検査を受ける必要はなくて、日本人ではない”外国人”だけが受ける必要があるのか？なぜ？
これって人種差別になりません？出国前のPCR検査を義務付けるならそれは国籍の話ではなく、該当者全員では！？と思うのですが、なんか私の感覚がずれている？？
外国から日本に来るな！とかそういう声はおいておいて、海外にいた人が日本へ行く、という全く同じ状況の「人間」が国を移動するのに。。これがコロナではなく他の理由で区別をするならまだわかるのですが、「ウィルスを水際で阻止したい」ってことがそもそもの理由ですよね、なのになぜ国籍によってPCR検査の有無があるんだろう・・・。すごく不思議。
今は日本に住んでいないし、日本がコロナに対してどういう状況なのかニュースやテレビ番組からは伝わってきますが、実際どうなのか、みんながどういう風に考えているのかそれがわかりません。
同じように海外に住む日本人の友達や知り合いと話していても、2週間の隔離があることや、空港から公共交通機関を使えないこと、色々制限があるのはわかるけれど、ちゃんとすべて従って隔離してPCR検査も陰性で何の問題もないという状態だったとしても、「あの人、海外から帰ってきた」という目で見られそう、日本の家族に迷惑を掛けそうとかそういう気持ちで「帰れないよね・・・」という人が多い。やっぱりそれぐらい海外からの移動って気になるんだろうか。
今更ながら知り合いに教えてもらってYoutuberのバイリンガールちかさんの炎上のことを知りました。彼女の伝え方とかそういうところで色々と思う人が多かったのかもしれないけれど、身分の明かされないネット社会だからこその心が痛くなるようなコメントとか、色々見ていたら辛くなりました。でもこのおかげでちかさんのことを知れて、今までの動画とか一杯見ました。すごい人だなーとただただ感心。
日頃、Youtuberと呼ばれる人の動画とかはほとんど見たことないのですが、ちかさんの動画を見ているとYoutuberの可能性の大きさを感じたというか・・・色んな人がコメントしてましたが、ウィル・スミスやBSBへのインタビューとか、地上波のミーハーなテレビ番組よりずっとずっと素晴らしいインタビューだな、と思いました。
ちょっと話がそれましたが、大使館のホームページを見てびっくりしたという話でした。
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