はい。タイトルの通りです。
義理両親がほぼ同時に他界し、住んでいた家を片付けました。来る日も来る日も片付けていたあの頃、今思い出しても辛い日々でした。私の育児休暇は実家の片づけで終わりましたから。今、週末に「何する？」なんて思えることが嬉しすぎるほど、プライベートな時間のない日々でした。
その実家も2年ほど前から賃貸に出してドイツ人ファミリーが住んでくれていて、クレームも無くて大家としては本当に助かっています。お庭とかも綺麗にしてくれていてありがたい限り。
そんなファミリーから先日、珍しく連絡がありました。
実は玄関の扉の鍵を刺したら鍵がポキっと折れてしまった、とのこと。鍵穴に残ってしまった破片は幸い出てきたので鍵が1本ダメになっただけで済んだとのこと。
50年近く使っている鍵だし、劣化してたのかも。
ということで、1本鍵を作りたいので大家さんからの許可の一筆を貰えないか？とのこと。まあ、うちが1本作って持って行ってもいいんですけどね。
旦那がそんなやり取りをしていたのですが、っていうか私も今まで色んなスペアキーを作ったけれど、その場でハイっと作ってくれて何も書類もいらなかったし（書類がいるとか聞いたことがあるのですが、今住んでいる家の鍵すらもその場ですぐに作れました）、そんな書類いるのかな？と思ったので、旦那に「普通に作れるんじゃないの？」と伝え、とりあえず一旦話を預かってうちがスペアキーを作りに行くことにしました。
そして翌日、私が（え・・・私かよ・・・）いつもの鍵屋さんに行き、スペアキーをお願いした所、「あーこれはね、セキュリティのかかっている鍵なんだよ、だからセキュリティーカードを持ってきて！それが無いと作れないんだよ」とのこと。
ちょうどその日、同じ依頼があったとかで、そこにあったカードを見せてくれて「こんなカードだよ、あると思うからそれ持ってきて！スペアキーは1本50€だよ」と、えーーー、高っ！
っていうかその前に、そんなカード無かったし。私が見たことないってことは旦那が持っているはずもなく、「カードが無かったような気がするんだけど、その場合ってどうなりますか？」と聞いたら、「そしたらシリンダーからすべて交換だね」とのこと。
えーーー？そんな大きな話になるの！？
旦那に伝えたら「そんなカード見てないよな・・・なかったよなぁ・・・」と。
はぁぁーーーー出たよ。THE実家。
大切なものはまーったく管理されていなかった実家。もう覚えている方も少ないかもしれませんが、身分証明書すらなくて大変だった義母。
シリンダー交換って業者が来て作業して・・・そしてまた新しい鍵を作って・・・。一体いくらかかるのさ・・・。
っていうか、っていうか、っていうか、
泥棒入っても取るものなかったやん！！！あんなゴミばかりの家、泥棒に何か持って行ってもらったほうが逆に助かったわー！と、言いたいぐらいですが（失礼！）、でもホントそんな気持ち。
今、こうやって賃貸に出すなら勝手にスペアキーを作られないようにセキュリティーを強くしておくのはよくわかる。大家しか鍵が作れないというのはとてもいいシステムだと思います。（でも今まで住んだ家も自由にスペアキーを作れましたけど）
だけどさ、自分たちで住むだけだからそこまでセキュリティーいらなくない？あの木の扉、（よく刑事ドラマとかで建物に入る時みたいに）蹴飛ばされたら開きそうだよ、鍵以前の問題では？
っていうかセキュリティーかけてるのにセキュリティーカードが無いなんてありえないっちゅーの！！
あー、久々にムカついたわー！このムカつき、ちょっと懐かしいわ！実家を片付けていたころは当たり所のない怒りで一杯でしたからね。
それにしても無駄な出費です。
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