娘が小学校に入学したのでその関連の記事が続いてますが・・・
ドイツも小学校には学区があって、住んでいる場所で学校が決まっています。ただ、理由があれば越境も可能だそう。
うちの家の隣の道からは違う校区になります。その校区の学校も歩いて行ける距離にあります。
うちの娘が今回通い始めた学校は、結構大きな学校で小学校なのですが、5＆6年生コースもあります（通常は4年生まで）。
隣の道から校区になっている学校はこじんまりしている学校で、バイリンガルコースがあるんだそうで（通常の時間割に週5時間程度追加されるらしい）、その学校のほうがいいというイメージが強い人が多いのか、我が家と同じ道に住んでいる子供たちは見事に全員越境してそっちに行ったという子供ばかりです（みんなもう卒業してます）。
娘がまだ幼稚園だったころどこの小学校に行くのか聞かれた時に「なんであっちに行かせないの？」と同じ通りのママから聞かれました。私は越境してまで行く必要はないと思ったし、実際そこに通わせた知り合いがいて、バイリンガルコースと言ってもそこまで大きな差が出たとは思えないという話も聞いてました。
そもそも私は幼稚園のお友達がみんな行く校区の学校に！って思ってましたから、別のところに行くなんて案すらありませんでした。
ドイツ人ですから、自分が選んだことが何より最高！って考えなので、その小学校も「よかったわよ（大した差が出なかったと言ったのは日本人ママ）、近いのに行かせてあげたら？しかもあなたのところは母親が外国人ということで、バイリンガルに行く立派な理由もあるわ！」的な感じでした。
でもそれは、私が子供の教育を適当に考えているわけではないんです。
いいか悪いかは結局のところ先生との相性とかクラスの運とかあると思ってます。もちろん学校のレベルとかもあるのかもしれないけれど、その子に合うのかどうかが重要。結局（小学校に関しては特に）どこに行こうが、先生やクラスの仲間たちとのめぐり合わせ次第だと思ってます。
だから私は越境していく小学校のことは全く気にもしなかったし調べもしなかったし、幼稚園のお友達が行く学校に楽しく通ってくれたらと思ってましたし。
別に「適当ね」と言われたわけではありませんが、きっとそう思われてるのかなというのは感じました。
私の母が昔から私の受験とか就職活動とか全く気にしてくれなくて、それが逆になんか何も関心がないのかなって思ったこともありました。
勉強しなさい！とか言われた覚えもなく、高校に合格した時もものすごい喜んでくれたわけでもないし、就職活動の時もまだメールもスマホもないから家に会社から電話があるような時代で、でも母は海外旅行に出かけてしまって、父が急いで留守番電話を買ってきてくれたというのはすごく覚えています。
だけど今わかるのは、別に母が私のことに興味がなかったわけではないということ。心の底から応援してくれていたこと。母にやいやい言われたところで何か変わったわけでもないし、逆にうざいとすら思ったかもしれないし、自由にさせてくれていた。進学のことも就職のこともここがいい、ここはダメなんて一言も言われたことがありません、「あんたならなんとかするやろと思ってた」って感じです。
そして実際、学校、会社とか色々渡り歩きましたが、結局のところ特に会社なんて大企業かどうか、やりがいがあるかとかそういうことより「人間関係」が1番だと思いました。こればっかりは縁としか言いようがない。あの時、学校や会社を色々調べて選びまくって「これ！」って決めたとしても、そこが必ずしも私にとって良い場所だったとは言い切れません。だから「縁」、ほんとこの言葉に尽きると思ってます。
私は就職氷河期でしたので、何十社受けても1社しか通らないみたいなそんな時代。結局就職したのは友達が「一緒に会社見学会に行かない？」と誘ってくれた名前も知らなかったところ。何も考えてなかったから家からめっちゃ遠かったし（笑）。そこしか受からなかったからそこに行きました。
でもそこで本当にいろんなことを学んだし、とにかく同期や先輩に恵まれました。とっても仲が良くて、嫌な気持ち一つせず、転職の時も応援してくれて、本当に素晴らしい職場でした。結局「縁」だな、と思います。
だから娘のことも、娘が選ぶ道を信頼してあげたいなと。まだまだ私たち親が決める年齢ではありますが、「これにしなさい」「あれにしなさい」というスタンスではなく、自分で決めさせてあげることが大切だなと思ってます。
話はそれましたが、言いたいことは「興味がないわけではないのよ！」ってことですね（笑）
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