5年ぐらい前かな、義理実家を片付けるようになったころ、本当にものを持つのが嫌になり、使っていないものやただ持っていただけのものをかなりたくさん手放しました。
フリマで売ったり、寄付したり、いろんな方法で手放していったのですが、こういうときって「もしいつか必要になったら・・・」という心配がありますよね。
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でも、その「いつか」がやってくるかはわからない。そのいつ来るかわからない、もしかしたら来ないかもしれないその日まで持っておくことも放棄して、とにかく減らしました。
そしてそれ以来「あーー、手放すんじゃなかったわー」というものは今日まで1個もなかったのです。
ここ数か月でしょうか、あー！あれがあったらなということがありました。あの頃手放したものです。でもなくても何とかなります。
でもそのあとも何度も「あー、あったらなー」と思うことがあったので、ついに買ったんです。
これです。
これ、ケーキの生地を延ばすやつです。クッキーを作るときに作る麺棒は持っているのですが、ケーキの型に入れた生地を薄く延ばすときに使うものです。
昔、義母にもらったんです。でもその時はケーキは作っていたけれどこれを使うことがなくて（スポンジケーキとかだといりませんしね）、結局1度も使うことのないまま何年も持っていたので手放しました。
そして最近使っているおばあちゃんレシピのケーキが底の生地があるものが多くて、この道具があったらな・・と何度も思ったので。
1回2回ならいいのですが、もう焼くたびに欲しいと思うようになったので、ついに買いました。4.99€。500円程度のものです。
この数年間、ものを手放してすっきり過ごしてその代償が500円でした。安いもんです。
でもこれが5万円のものだったらどうだったでしょう。手放したことを後悔したかもしれません。だからやっぱりものを手放すときは一瞬考えてしまうと思うのですが、5万円は大袈裟としても、もしまた買ったとしてもそんなに高くないものであるならば、すっきりした生活、それを倉庫の奥底から探し出す手間などいろいろ考えて処分するということも一つだな、と今回改めて感じました。
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