先週、娘の通う学校でクリスマスマルクトみたいな感じで、子どもたちが作った工作などを販売したり、グリューワインやソーセージなどが楽しめるイベントがありました。
自分の子供の作品は買わないといけないという義務と（笑）、可愛いものを見つけてもほかのお子さんのだと逆に買わないほうがいいなという妙な気づかいと、そんな不思議なクリスマスマルクト（笑）
その中で学童の先生方がちょっとしたものを手作りして販売していました。子供たちが作るものよりはよっぽど出来栄えが良く、ツリーの飾りとかが並んでいました。そのイベントの後、売れ残ったらしいものを学童の入り口で引き続き販売していました。
話は少し戻りますが、前の記事に書いた通り、学校でプレッツェルの販売があるので50セントをランドセルに入れて行っている娘。
先日、娘が「ランドセルに入っていた50セントを使っちゃった」と言いました。でもそれは水曜日。プレッツェルの販売日ではありません。
「何に使ったの？」と問いただしても答えません。
お金のことなので私も熱くなります。50セントではあるものの（50円程度）、ランドセルに入れるときに、
・大切にすること
・なくさないこと
・友達に貸したりあげたりしない
・友達からも借りたりもらったりしない
と約束をしました。お金ですからここはしっかり教え込まないと！と思っていたこともあり。
なので「使っちゃった！」と言われても、「何に使ったのかちゃんと言わないと、次の50セントは渡さないよ」、と。
「言いたくない」というので、「それはダメ！ちゃんと言いなさい」と強く怒ってしまったんです。
そしたら、学童で引き続き売られていた売れ残りの中からサンタクロースの飾りを買ったんだと。「ママにクリスマスにプレゼントしようと思ったから、それまで秘密にしておきたかったの、話したくなかったのーーー、ウェー―――ン！！！」と泣き始めました。
そんな・・・、そんな私のことを考えてくれたの！？
娘のやさしさに私も泣いてしまいました。そしてそんな優しい気持ちを問い詰めて台無しにしてしまって、娘に申し訳なくて・・・。2人して抱き合いながら大号泣。
娘は「これは見なかったことにして！忘れて！」と言って、そのあとはケロッとしてラッピングして「この中身、知らないよねーママ！忘れたよねー」と明るくしていたのですが、そんな娘を見ていると心が痛む・・・。
マネー教育、難しいですね。娘はしっかりしているし、信頼してあげたらよかった。
だけど今回のことを通じて、「今回のことは本当にごめん、でもママがそうやって問い詰めちゃうぐらいお金についてはちゃんとしないといけないものなんだよ」っていうのも説明しました。
あとは、こういうことならパパにこっそり相談だね。パパに言って、50セントをもらったらよかったね！と。
この日、娘と抱き合って泣いたことはきっとずっと忘れないと思います。娘が生まれて6年と少し、その中で一生忘れないな、と思う日が何度かあります。
出産直前、予定日を1週間超えて「まだ大丈夫」という婦人科の先生と、「促進剤で産ませる」という産科の先生との板挟みになり、号泣したこと、でも私が母親なんだ！しっかりしないと！って誓った日。（結局、促進剤もなかなか効かず、予定日から12日後に生まれてきました）
生まれてすぐ、おっぱいが吸えてなくて体重が減って、私の心も帝王切開後の身体もへとへとでいっぱいいっぱいだった時、私が絶対に育て上げる！とYoutubeを見ておっぱいのあげ方を研究して、娘と2人で一晩中頑張って、ごっくん！って飲んだ娘の喉の音と胃の中に入っていくような音が聞こえてきたあの時、飲んでる！と感動して泣いた日の事。
幼稚園に通い始めて、私も仕事復帰してまだ調子もつかめず、お昼休みも取らずバッタバタの1日を過ごしダッシュで電車に乗って戻って迎えに行ったら、まだ遊びたいと帰ろうとしない娘。
幼稚園で30分ぐらい足止めをくらい、もう疲れ果ててとにかく帰りたい私。やっと娘を引きずって幼稚園から連れ出し、まだ遊びたいのと疲れてるので泣いている娘に私もいっぱいいっぱいになって「迎えに行ったんだかっらさっさと帰って！もう迎えに行かないよ！夜まで幼稚園で遊んでなさい！」と泣いて怒鳴った日のこと。理由は違えど2人してわんわん泣いた日。何をあんなにカリカリしてたんだろう・・・。
今回、娘の優しさにその成長をものすごく感じて、昔のことを色々思い出しました。
心優しい子に育ってくれてありがとう。
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