ドイツでは昨夜20時から日本vs.スペインの試合でした。
が、私は友人たちと忘年会を計画しており、どうせ負けるしなー、家にいてもドイツ戦を見ることになるだろうしなー、ということで普通に食事に行きました。
めちゃくちゃ話し込んで笑いまくって、さてそろそろお会計！とお財布を出した時にスマホの通知が鳴り「日本が勝った！」と旦那から。
え？まじ？と思っていたら、レストランの人も「君たちどこから来たの？日本？おめでとう！次はクロアチアだよ！」と声をかけてくれて、友人と「うっそーん！」とか言いながら信じられず。
家に戻ったらソファーで寝落ちしている娘と、落ち込んでいる旦那と（笑）
なんかすごい試合だったみたいだし！とそこから寝る支度を整えて、WEBの配信で試合をチェック。ニュースにもなってて気になっていた本田選手が解説しているABEMAにて。
これがまあ面白い。日本語で解説が聞けるのはやっぱり違うし、やっぱり日本の気持ちになって解説しているから、気持ちも同じだし、でも一方で叫びまくらないキャーキャーしない落ち着いた解説なので聞きやすい。サッカーに詳しいお兄ちゃんと見ているようなそんな気分。これは絶対次もここで見る！と思うほど。
今朝、起きてきた娘が「ママ、日本が勝ったよ」って言ってくれて、「うんうん、知ってる！ドイツも勝ったよね！」と答えましたが娘としてはドイツも日本も勝ったのに、ドイツはダメだったという展開が理解しきれないらしい。
学校に歩いて行く間、「ママはサッカー見てたの？レストランにテレビあった？」と聞いてきて、まったく見ていないこと、でも夜遅くに見たよってことを話しながら「日本、負けると思ってたの、だから別に見なくてもいいかなって思ってたのよー、でも勝ってびっくり！」という話に続けて、「やってもないのに【負ける】とか言ったらだめだよね、勝つと思って信じてあげないとね、そこは反省だわ・・・」と正直伝えました。
ドイツの時も負けると思って勝って、スペインにも負けると思って勝って、ほんと凄いよねー、決めつけちゃだめだよね・・・。頑張ったら勝てるんだよね、周りの人が負ける！って思ってても、その通りにはならないこともある、だから諦めたらだめだよね。
と、なんかサッカーから色んなことを学ばせてもらってます。
私は今回、ドイツとの戦いもあるし、娘の中の日本人とドイツ人というアイデンティティーというか、そういう気持ちみたいなのを感じてもらえる機会になるかなとか、そういう方向で今回はいい機会だなーとか思ってたんですけど、実際始まってみたらそっちよりは、頑張る日本チームとか、あきらめないとかそういう方向で話すことが出来ているということが予想外ではあるものの、とてもいいことだな、と。
こういう機会を与えてくれている日本チームにも、世界のサッカー選手たちにも感謝したい。
そういえば、日本戦のあった日の夕方はクロアチアが試合をしていました。
うちの近くの道を通ったら、こんな道のど真ん中にクレーンが出ていて、何の工事？と思ったら、
クレーンの先にクロアチアの国旗がかかっていました。大胆！
こうやっていろんな国を応援している人がいるのもドイツって感じです。今大会は冬ということもあり、また大会前からFIFAやDFBなど色々あって、そこまで盛り上がってないんだけれど（そもそも予選では毎回盛り上がらない）、いつもなら様々な国旗がいろんな家に飾られたり、勝ったらクラクション鳴らして車が走りまくったり、ドイツ以外の人もたくさんいるってことをすごく感じます。
ドイツのサッカーの盛り上がり方って、また日本とは違っていて、2006年のドイツ大会の時は本当にお祭りのようだったけれど、そもそもサッカーは国民のスポーツで、見る目も厳しいというか、黙って真剣に見ている人が多いイメージ。キャーキャーする感じではなく。
昔、アイントラハトの練習を見に行った時も、おじさんたちがじーっと練習を見守ってた。だから「静けさ」というのをすごく感じるのです。テレビの解説も一人で淡々とやっているし、スタジオで元サッカー選手（今回はシュバインシュタイガー）と司会者が話したりする程度で、お笑い芸人もアイドルも誰も出てこない。
とにかく、ちゃんと見ているイメージです。
だからこそ本当に良い試合だった時は「素晴らしかったよ」って言ってもらえたりします。特にドイツ戦の後はそういう声をかけてもらいました。
ドイツではもう今大会は終わったような感じにはなってしまうだろうけれど、日本が残っている限りは私の中ではまだ続きます！
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