Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆遺品整理に疲れ果てている同僚

同僚のお父さんが2か月ほど前に亡くなりました。ここ1年ほどで急激に体調が悪化して、ついこの間までとてもお元気だったのに、、、という印象であっという間でした。

 

お会いしたことは無くて、でも同僚がお父さんのことをよく話していて、趣味が多くてステレオとかオーディオをコレクションしたり、レコードも多数。腕時計とかも珍しいものを集めたり、茶器などもすごい高いのを持っていたり、とにかくコレクター気質のあるお父さんで、日々そういったものを楽しんでいるという話を聞いていました。

 

そんなお父さんが亡くなって、今彼女は遺品の片づけに追われています。彼女は3姉妹で1人が書類や役所関係を引き受け、残りの2人で遺品整理。ebayで売ったりしているそう。ドイツ人だし言葉には問題ない、とはいえそうやって整理したり販売したり引き取り手を探すのは大変。

 

そんな彼女はちょっと前に転職してしまったのですが、先日久々に再会し、新しい職場の話を聞くと共に、彼女が「聞いて!」とお父さんの遺品整理の話をしてきました。

 

私が義理実家を片付けて大変だったころ、よくその話を聞いてくれていた彼女「今、あなたの話が痛いようにわかる、こんなに大変なこととは思わなかった」と。

 

大切な資料とかお金の事とかその辺はとってもちゃんとしていたお父さんらしく、それは残された家族も手続きなどに困ることは無かったそうなのですが、とにかく「モノ」の処理が大変すぎて、もう嫌だ・・・と。でも捨てるわけにもいかない、びっくりする高値で売れることもあるけれど、それすらめんどくさい。信頼のできる人に丸っと引き取ってもらいたいぐらい・・・と。

 

そして「何にどんな価値があって、何に価値が無いのか」それだけでもわかっていれば作業が進むんだけれど、自分にはごみに見えても実はすごいお宝だったりして、それが本当に大変だと。

 

わかる…わかりすぎる。うちは彼女のお父さんみたいに高価なものはそんなに残ってなかったけれど、それでも大変でしたから。

 

そして「これを経験すると、自分の家を見直したくなるよね、もう物は持ちたくないってなる!あの時あなたが話していたことがめちゃくちゃわかる!」と。

 

彼女も娘が1人いて、「娘には絶対に迷惑かけたくないって思いが強くなった!」とも。そうなの、そうなの!そうなるよね・・・。

 

まだ全く終わりは見えないそうですが、3姉妹で出来るってのは羨ましいな、と。私はあの時、めちゃくちゃ孤独でしたから。きっと一人っ子の旦那も孤独だった。でもその孤独の在り方が違ったのでそれをお互いで慰めあうことは口ではできても心からはできない。

 

彼女が遺品整理が大変と言っているけれど、それは実の父親のもの。私は義理の親のものでしたから、思い入れもなければ腹が立つ一方でした。

 

もしあれが自分の親の残したものだったら「もー、こんなもの残して!」とは思っただろうけれど、怒りとか憎しみにはならないだろうから。でもその分きっと色んな思い出の品を見つけたりと心が苦しいのもまた実の親の遺品整理だと思います。

 

とは言え、この話を聞いてまた一層家のものを片付けたくなりました。

 

そしてクリスマスの時期は実家の食器を使うことが多いのですが、ことあるごとに娘には「これはオパとオマのもので引き継いでいるものだから、大切にね、でも全部引き継ぐ必要は無いから使える範囲で持っていたらいいと思うよ!」って伝えています。

 

実家から来た食器の一部

 

これを残されたとき、娘がどう判断するのかは娘の自由です。でも「これ、どういう歴史があるの?」とかそういう情報があると無いとではまた違うと思うので。とはいえ、私たちがその歴史を聞いていないので、私たちが知っていることしか伝えられないんだけれど。

 

 

 

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