Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆冬休みの忘れがたい思い出

あっという間に年が明け、私も一つ歳を取り、早くも1月の半ばになろうとしています。

 

遅ればせながらあけましておめでとうございます。

 

娘が冬休みの間は、私も休みを取ったりでゆっくりPCの前に座ることもなくバタバタしておりました。いや、バタバタはしてなくてのんびりしていたんですけど、なかなかゆっくりブログまで書く余裕がありませんでした。

 

冬休みは特に大きなことはせず、映画を見に行ったりプールに行ったり、片付けたりあれやこれやで日々が過ぎていきました。

 

インスタでは書いていたのですが、冬休みの中での忘れがたい出来事と言えばElster(カササギ)の話。

 

年が明けてすぐ、旦那が寝室で窓に鳥がぶつかったと思う、と。テラスを見たら鳥が地面にうずくまっていたそう。

 

私と娘がその旦那の話から感じたのは「大きな鳥」でした。鷲みたいな??まあそれは大きすぎだけどカラスとかそういう大きさなのかな?と。

 

で、旦那が「鳥が死んでしまったらどうやって処理したらいいんだろう、とかずっと考えてたんだけど、今見たらもういなくなってるから軽い脳震とうだったんだと思う、飛んで行ったみたい」とのことで、私も娘も「ふーん」という感じで聞いていました。

 

そしてまた少したって「飛び立ったと思った鳥がまだいた!」とのこと。最初に鳥がぶつかる音を聞いたと言い出してから1時間ぐらいはたっていたと思います。

 

もういったいどんな鳥がいるの?と恐る恐る私もテラスを見に行きました。

 

そしたら想像していたよりも全然小さな鳥がひっくり返っています。風で毛が揺れているようにも見えるし、震えているようにも見える。

 

そのままにしておくわけにもいかないから、鳥を抱き上げました。脚がやられているのか、自力では飛ぶことどころか立つことも出来ず、立たせようとするとコロンと転がってしまいます。とりあえず保護してみたものの、ここからどうしたらいいの?という感じで・・・。

 

とっても可愛い目をした綺麗な毛の鳥。カササギだそうです。

 

 

猫とか犬とかがもし弱っていたり迷子になっているのを見つけたらどこかに電話しないといけないとか聞いたこともあるので、旦那に「市にどうしたらいいか聞いてみたら?」というも、「鳥とかは普通に道端で死んでるからそれぐらいで連絡はしないと思う」とか、「実家の庭で鳥が死んでいた時はそのまま自分たちで処分した」とか言うのですが、「いやいや、このカササギちゃんはまだ生きてるの!死んでないよ!」。

 

旦那、役に立たない。私がスマホで調べたいところだけど鳥を手に抱っこしているし手が離せない。「ダメもとで市役所に連絡してみなよ!」とか言ってもなんか旦那の腰が重い。もーーー!

 

同じアパートに住んでいるお兄ちゃんはTierheim(動物保護施設)でプライベートの時間に働いていて、そこの施設長をしています。彼に聞いたらわかるかも!と旦那に言ってみたら「彼はまだ休暇だよ」と、どこかの島に行くって言ってたのは私も知ってる。でもさっき洗濯機が回ってたのを見たぞ!と思って、もう帰ってきてるかもしれないから行ってみよう!と鳥を抱えて訪ねてみました。

 

どうやら前の日の夜に休暇から戻ってきていたそうで、お兄ちゃんは在宅でした。よかったー救世主がいた!鳥を見せると「Elsterだね」とすぐにわかってくれて、本来であれば動物病院に連絡したらいいそうなのですが、お兄ちゃんが「僕が引き受けるよ」とその場で鳥を引き取ってくれました。

 

夜になって、娘が鳥さんが心配だと何度も言うので、お兄ちゃんのところに聞きに行ったら「餌をあげて今は暗いところでおとなしくしているよ」とのことでした。

 

翌日、お兄ちゃんから連絡が来てカササギちゃんが残念ながら亡くなってしまったという報告を受けました。どうやら、猫か大きな鳥だかにやられていて怪我をしていたようです、弱っていた時にうちのテラスで窓にぶつかったようです。

 

私も娘もとっても悲しくて、でも保護してあげてお兄ちゃんも面倒を見てくれたこと。結果として亡くなってしまったけれど最後に少しだけでも人間からの愛情を感じてくれたかな、と。もしあの時、私たちが家にいなければ気づかずにテラスで息絶えていたかもしれないし、もしとっても寒い日であれば凍え死んでいたかもしれない。

 

だからカササギちゃんはきっと幸せな最期だったんじゃないかな、って娘と色々話しました。それ以降、同じカササギを見ると「あの鳥ちゃんを探しているのかも」「ママかも」「子供たちかも」と娘は常に心配している様子。

 

あの鳥さんのことを忘れないように絵を描きたい!と言い出して絵を描いていました。絵の中では空に飛ばしてあげたい、と青い紙を選んでいました。

 

 

とても悲しい話だったけれど、最後にほんの少しだけど保護してあげることができたことは良かったと思っています。

 

カササギちゃん、空から私たちのことを見守っていてねー!

 

 

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