フランクフルト方面とヴィ―スバーデン/リューデスハイム方面を結ぶアウトバーンA66号線(高速道路)の途中にかかる橋の補強工事が必要になって工事に入ったものの、補強では無理だとなり、爆破させて橋を壊して1から作り直すということになったのが2021年の秋。その前の2021年6月から橋は通行止めになり、走行不可能に。
このお出かけした日が通行止め初日でした、大渋滞。今でも忘れません。
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通行止めの間、一般道に迂回しなければならないのですが「迂回」なんていう可愛い表現の距離ではなく、かなりの迂回。もう面倒臭いとしか言いようがない。
迂回路に住む人たちも大変だったと思う。毎日車やトラックがたくさん通るし。どうやら直近では1日平均8万台もが通過する橋だったようです。
基本そっち方面に用はないとはいえ、友達も住んでいるし、夏場はラインガウのあたりにワインでも!と出かけるし、もう何度迂回したか数えきれない。通勤で使っている人はさぞ大変だろう・・・。
そんな橋の開通は、「生きてる間に終わるかな?」「10年後!?」「5年で終わったら御の字だな」とドイツを知る人達のコメントは皮肉とも言い切れず(笑)、私も5年ぐらいかなーと思ってました。
そんな橋が意外や意外、2年半ほどの歳月を経て、一部通行可能となりました。おそらく1車線ずつ。
その橋が本日2023年12月18日の17時より開通します。
それに先立って直前の土曜日の日中に橋の上を歩けるイベントが開催されました。
どんなイベントかわからないし、行って無駄足だったと思うようなイベントかもしれないけれど、アウトバーンを歩けるなんてもう後にも先にもないから、せっかくの機会だ!と行ってきました。
珍しくお天気の良い冬の日で、1万人もの人が参加したそうです。
凄い人でした(笑)
アウトバーンからの景色は板が貼られていたのであまり楽しめませんでしたが、ただ「歩く」ということに価値があるってことで。
途中、ソーセージ、ポテト、グリューワインにゼクトのスタンドが並んでいたほかは特に何もなく、壁に沿って工事の歴史が貼られているのをじっくり読む人たちと、
この工事を手掛けた建設会社の作業着を着ている人たちもいて、そんな人たちに写真をお願いしている人や、ねぎらいの言葉をかけている人も。
イベントらしいお祭り要素は全くなかったけれど、淡々と「ただ歩く」ということに価値を見出しているのがドイツっぽいなーと(笑)。
自転車、ローラースケート、犬なども多くて、車以外は許されているっていうのもドイツっぽくていい。
ようやく開通!もうそれだけでありがたい。
もしこれが日本なら、1日とは言わないけれど数か月単位でやってのけるのではないでしょうか。ちなみに橋がすべて開通するのは2025年中ごろだそう。まだまだ(笑)
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